中学校で習う漢字三体字典 Part105

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 中学校の三年間で習う、1110文字の内の5つの漢字を書いています。漢字は2020年度施行の学習指導要領に対応しています。

 表示は左端が対象漢字、続いてカタカナは音読み、平仮名は訓読み、画数、部首の順です。そして、ことわざ・故事・文章などから一つを選んでその漢字の使われ方を示す事にしました。

 ちなみに、文部科学省では学年ごとに習う漢字は、1学年250字程度から300字程度、2学年300字程度から350字程度、3学年では、その他の常用漢字(小学校で習う漢字1026文字以外の常用漢字1110文字の大体)と学年ごとに決まっていないようです。

521. [][シン][ふ-る][ふ-るう][ふ-れる][画数:10画][部首:手]

いやと頭を縦にる』

 何年か前に「面従腹背」が座右の銘と公然と言い放った官僚がいました。この官僚は、この諺のように、心では厭だと思った事を、表面上賛成したのでしょう。
 この振る舞いが、正しいと思っていた事も、どんな教育を受ければこんな考えになるのか解せません。
 まして、日本の頭脳とまで言われている官僚のトップがこんな主張を、人の前で平気でするようでは、日本の未来に陰りを感じます。

楷書 行書 草書

522. [][シン][ひた-す][ひた-る][画数:10画][部首:水]

潤之譖しんじゅんのそしり

 謗る・譏る・誹るという漢字は、いずれも「そしる」と読みます。この譖と言う言葉も、「そしる」と読めます。全ての漢字が同じ意味で、いつわりや中傷の言葉がありました。
 この言葉自体は、論語、顔淵第十二の六にあります。
 「子張問明、子曰、浸潤之譖、膚受之愬、不行焉、可謂明也已矣、浸潤之譖、膚受之愬、不行焉、可謂遠也已矣。」。
 これは、「嘘も繰り返せば真実となる。」と言ったナチスドイツの宣伝相ゲッベルスとは、逆に、誹謗中傷や真実と思えるような嘘を無視できる人は聡明であると言うものです。
 ちなみに、「子張しちょうめいを問う。子曰わく、浸潤しんじゅんそしり膚受ふじゅうったえ、行なわれざる、明なりとうべきのみ。浸潤の譖、膚受の愬、行なわれざる、遠しと謂うべきのみ。」と読みます。
 しかし、世の多くの人が、ゲッベルスの言うように洗脳されやすいかったのでしょう。いや今でもそうなのかも知れません。
 嘘と分かっていても、繰り返し情報を流されると自然と、それが真のようになってしまいます。
 特にニュースを流す役割を負っている人は、少なくともフェイクニュースにならないようにしてもらいたいものです。

楷書 行書 草書

523. [][シン][画数:11画][部首:糸]

『貴顕士』

 最近は、こんな人を見かけません。この言葉は、高貴で教養があり有名だという事ですが、少し言葉の並べ方が違うのかも知れません。今では高貴と言う言葉が身分上の事でないとは思いますが、立派な人で良いでしょう。そんな立派である事で有名な人も聞いたことがありません。
 上流階級自体が既に無くなっていると思います。もし今上流階級と思っている人がいるとしたら、それは経済的に豊かな人を言っているのでしょう。
 そんな経済的に豊かな人たちの中にも、上品で教養のある人たちがいる事は、想像できます。幼いころからそんな環境にいるのですから、教養も出来ると思います。
 しかし、なぜ、そんな恵まれた環境に育ちながら、人間として悖るような振る舞いをする人がいるのか、そちらの方が不思議に思ってしまいます。
 もちろん、今は経済的に困窮した生活を余儀なくされている人達の中にも、教養溢れる文化的な生活をされている人もいると思います。

楷書 行書 草書

524. [][シン][み-る][画数:12画][部首:言]

『特定検

 年に一回「特定検診のお知らせ」と言う封書が大阪市国民健康保険から送られて来ます。
 メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)の予防と改善が大きな目的だそうですが、まだ一度も検診に行っていません。
 ただ、この中で血液検査などもあるようなので、一度行って見たいと思うのですが、なかなか機会を逸しています。ただ怠惰なだけですが。
 会社にいる頃は、身体検査を受診していましたから、一応健康だという事が通知されていました。今では自分の感覚だけで、一応健康だろうと推測していますが、推測の域を出ていません。
 ただ、年々劣化の一途を辿っています。「老いたりと言えども」と胸を張れるのも、もう昔の事になりました。

楷書 行書 草書

525. [][シン][ね-る][ね-かす][画数:13画][部首:宀]

『唐人の言』

 唐人かどうか別にして、知らない言葉で話されても理解出来ません。しかも寝言だと、もっとです。
 この諺、由来はその通りだとしても、意味は違いますよね。話が複雑すぎて、というかくどくて、要点がハッキリしない人、いますね、そんな人。
 意外とそんな人は、自分では理路整然と話していると思っているようです。
 私も自分では理論的に、解りやすく話しているつもりですが、人から見てどうなんでしょう。
 何度か、「くどい」と言われましたから、気を付けましょう。

楷書 行書 草書
覚 書

 現在中学生編として、2020年度施行の学習指導要領に対応した漢字を、楷書・行書・草書と三体の文字を毛筆で書いていますが、初めに部首と書いていますが、通常呼ばれている読み方ではないと思われたと思います。

 そこで、一般ではどんな読み方をされているのか一覧にしてみました。

 今回は、中学校三年間で習う文字の521.~525.の部首を取り上げていますが、日本では部首の正式な名称は決まってないようです。辞書によって統一されていないのが現状です。

部首 部首名称 (読み方) 部首通称

  1. 【振】手部(しゅぶ)・て・てへん
  2. 【浸】水部(すいぶ)・みず・さんずい・したみず
  3. 【紳】糸部(べきぶ)・いと・いとへん
  4. 【診】言部(げんぶ)・ことば・ゲン・ごんべん
  5. 【寝】宀部(べんぶ)・うかんむり

 ・・・・つづく。

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