【独自】菅氏、厚労省再編に意欲 デジタル庁創設検討…総裁選あす告示
読売新聞 2020/09/07 05:02

　自民党総裁選（８日告示―１４日投開票）に出馬する菅義偉官房長官（７１）は６日、読売新聞社のインタビューに応じ、厚生労働省の組織再編に意欲を見せた。行政のデジタル化を進める「デジタル庁」（仮称）の創設を検討する意向も明らかにした。

　菅氏は、厚労省について「予算も圧倒的に多く、（過去に）年金問題もあった」とした。その上で「新型コロナウイルスも厚労省（だけ）ではとても対応できない大きな問題だ。コロナが収束した段階で、（組織のあり方を）検証していく」と語った。

　社会保障政策を一手に担う厚労省は、職員の業務負担軽減が課題となっている。自民党内では、かねて「厚生分野と労働分野に分割すべきだ」との声が上がっていた。

　立ち遅れが目立つ行政のデジタル化については、「（デジタル政策が）各省庁にまたがっている。そうしたものを一つに取りまとめるのは必要だ」と述べた。各省庁のデジタル政策を一元化する組織として、「デジタル庁」などを想定しているとみられる。

　新型コロナ対策では、追加経済対策を検討する構えを見せた。感染拡大防止と社会経済活動を両立させるため、「雇用を守り、商売が続けられる状況を保っていきたい」と強調した。

　中国の習近平（シージンピン）国家主席の国賓来日については「日本はコロナ対応を優先すべきで、日程調整をするような段階ではない」と慎重に検討する考えを示した。

　早期の衆院解散・総選挙が取りざたされていることには、「総裁選が終わってから考える話だ。『コロナの対応をきちんとやってほしい』というのが国民の声ではないか」と述べるにとどめた。

　総裁選には、岸田文雄政調会長（６３）、石破茂・元幹事長（６３）も出馬する。

　この記事を読むと既に結果は決まった、と思ってしまいます。

　なぜ、そのように思うかと言うと、岸田氏に関しては、奥さんからの印象や、石破氏に至っては、モリカケ問題を言っている記事を見かけました。

　もちろん、これは問いかける記者に問題があると思いますが、どのような解決策、あるいは、コロナに対する収束への展望、また官僚の扱い方などを焦点にして、政策を語るべきだと思います。

　すでに諦めてしまっているのでしょうか、なぜか選挙の方法についてのコメントでは、負け犬の遠吠えのように聞こえてしまうのですが。

　ここで、視点を違う所にうつして見ましょう。『まさに姑息な「居抜き乗っ取り内閣」の誕生である。』と言い切ったのは、ノンフィクション作家の森功氏、『菅義偉氏“安倍官邸乗っ取り”の全内幕 二階幹事長と急接近
2020/09/07 11:05』［NEWSポストセブン］。
　彼の視点から見ると「この出馬劇を「茶番」と断じた。」に見えるらしい。
　この文章を読むと、作家らしく内容が充実していると言うのか論理的で、信じてしまいそうです。
　この文章がノンフィクションかどうか定かではありませんが、仮に実話だと主張されたとしても、自分が調べただけで、実話と言うのもどうかと思います。さて、真実はどうなのでしょうか。

　これだけではなく、いままでそれほどでもなかった人に対して、時の人となった途端に味噌糞に蹴落とすような発言が増えています。これでは他の立候補者の差し金と、あらぬ疑いの目で見てしまうような気がします。

　話は違いますが、菅氏が法政大学で空手部に所属していた事を知り、少し親近感を覚えました。同時代に空手に勤しんでいたのですね。その後の人生の歩み方は、えらい違いですが・・・。

　ちなみに、表題には「あす告示」とありますが、昨日のニュースですから今日告示されるのですね。