コロナ不活化に有効な紫外線を数値化 徳島大、商品開発へ活用
毎日新聞 2020/11/11 10:26

　徳島大は、新型コロナウイルスの不活化に有効とされる波長の短い紫外線（深紫外線）について、不活化に必要な波長や光のパワー、照射時間を数値化できたと発表した。今後、新型コロナを不活化させる商品開発への活用を目指す。

　徳島大大学院医歯薬学研究部と同大ポストＬＥＤフォトニクス研究所が共同研究した。

　実験では、深紫外線が出るＬＥＤを使って、新型コロナの培養液に異なる波長の深紫外線を照射し、不活化に必要な光のパワーや照射時間を調べた。

　その結果、波長２６５ナノメートルで１平方センチメートルあたり１ミリワット、波長２８０ナノメートルで１平方センチメートルあたり１・７ミリワットの深紫外線を照射すると、いずれも３秒で９９・９％以上のウイルスが不活化すると確認した。波長によって、不活化に必要な光のパワーや照射時間が異なることが分かった。

　今後は、深紫外線が新型コロナを不活化させるメカニズムの解明を進める。また、新型コロナを不活化する商品の開発に役立ててもらうため、企業へ不活化に必要な数値データの提供も計画している。【岩本桜】

　『プラズマクラスターがコロナウイルス撃退？ 実験で確認　朝日新聞社 2020/09/07 22:21』と言う記事をこのブログで取り上げたのですが、プラズマクラスターと深紫外線とは違うようです。

　また一つ新型コロナウイルスを撃退する方法が見つかったようです。一日も早い商品化を期待しています。

　ただし、ある程度は国か自治体が税金を使うのも、一考かと思います。これだけ不況の中、商品が出来ても、設備投資できないかも知れないですから。