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空手道の名言 Part-13

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 今日も松濤二十訓の中から「勝つ考えは持つな負けぬ考えは必要」と言う言葉を書いて見ました。

 髓心会を発足した当時から、私は勝負に拘っていない、と言うより戦いを好まない空手道を推進しています。

 髓心会のホームページの初めに『髓心会がめざす空手道』と言うのがあります。そのページを開いて見ますと、その最後に『一握りの恵まれた武道の才よりも、空手道を、自らが社会を誠実に生き抜くための叡智としたい。誰もが持っていて、その存在に気づくことの少ない「真の我」を観、心の髄を体感する。そんな空手道をめざしています。』と書きました。

 ですから、当初から勝負を念頭には置いていません。それより、今より少し強くなる事によって、世の中で生き抜く力を要請出来ればと思っています。

 ただ、もし勝負をする事態になったとき、敢然と立ち向かわないと、生涯に禍根を残すと思われる場合もあると思います。

 そんな時にも、相手を打ち負かす事に捉われていると、隙が生じ相手の思う様にされ、負けてしまうかも知れません。

   負けぬ考えと言うのは、決して防戦に回る事を意味しないと思っています。あらゆる可能性を考え、勝つ事よりも負けない事を優先していると、ややもすると結果、勝ちに結びつく事もあります。

 要するに、勝とう勝とうと思うと、防御に気が回らない事では無いでしょうか。完璧な防御は無いと思いますが、少なくとも空手の場合は、防御が攻撃になる場合がありますので、負けぬ考えは特に必要だと思います。

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