『型』....<6/6>
その型を始めると自動的に相手(仮想敵)が現れ、自分の意識(能動)から離れ、あたかも相手が実際にいて、攻撃を仕掛けてくることに対応(受動)できるようになります。
しかし、この段階は非常に難しく、相当の修練が必要となります。
6. 観る
この段階は、俯瞰といい、あたかも他の者が組手をしているところを第三者として観察しているような心境で型を演武することです。
<習得の順序>の一つ一つが段階を経て心を集中する度合いを高めるようになっています。特に「5. 能動から受動への切り替え」や「6. 観る」については、一心から無心への扉を開くことが出来ないと達成することができません。