『朝鍛夕錬』という言葉は、剣豪宮本武蔵が残した「五輪の書」の地之巻冒頭 (自序)から引用したものです。
解説文などを見ると、「朝に夕に鍛錬し・・・」とありますが、私はこの言葉 を朝に鍛え夕べに錬ると読んでいます。
「鍛え」ということを実際に身体を動かして行う稽古。そして「錬る」という ことを考えをめぐらせ工夫すると読んで学生時代から自らの稽古の方法として います。単なる読み方・解釈の仕方かも知れないが、言葉というものは大事な もので読み方・解釈の仕方によって理解の仕方が違ってくると思っています。 理解が違えば当然結果が違ってきます。
この、ホームページは日本空手道髓心会を開設し、空手道の修行を通じて「髓 心」という言葉を造語した、私(三好憲一)が髓心会の会員に伝えたいことを披 瀝しています。今で言うブログでしょう。特にこの「朝鍛夕錬」は日々の稽古 で気づいたことを綴っていこうと考えています。
時には、空手道から外れて、寄り道、道草をしながら、毎日掲載は無理でも月 に何回かは書いていこうと思います。
人間は一生修行であると思います。幾つになっても、気づき・発見は、心を弾 ませてくれます。人によって様々な考える基軸が違っても良いと思います。
空手道を歩む者はその基軸を空手道に求めれば良いのです。
2012年3月1日
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