色々な方法がありますが、まず私程度の文字を書くための、私の方法を紹介します。
と言われても、私程度って、何? ですよね。
さて、合否はどうでしょうか。今週には提出すると思いますので、結果は投函後2週間程度、後になります。
臨書と言うのは、昔の上手な人が書いたものを、そっくりそのまま書くのですが、これが結構難しいのです。右端のものは、臨書ではありませんが、手本を見て書いたものです。
今回のブログの主旨は、この程度の文字を書くのに、私はどんな事をしたかを書く事が目的です。
そこで、断っておきますが、私の文字を評価してもらう必要はありません。それは、東京書道教育会がやってくれます。ですから、この程度の文字を書けるようになりたい人が読んでください。もちろん上手な人も、読んで復習になるような事は、書いて行きたいと思っています。
空手でも、弟子や後輩に学ぶことの方が多いと思っています。
このお習字を始めて、インターネットの動画でも、どうやったら上手くなれるのか、研究してみました。いや、研究と言うほど大したものでもないのですが。
視聴したのは毛筆ですが、筆の扱い方に色々な方法がある事を知りました。特に日本で行われている方法と、台湾や中国の人が筆を運んでいる様子が、全く異質に見えました。日本の人でも、私の常識からは、かけ離れた筆使いをする先生もいました。
なるほど、筆の扱い方には、空手と同じで色々な方法がある事を知ったのです。しかし、ある動画のコメントに、「筆の扱い方が違う」と断言した言葉を発見しました。私もそのコメントの方法で筆を扱いますが、そのコメントをした人は、人を貶す前に、視野を広げた方が良いと思います。どれだけ上手に書ける人であっても、世の中は思いのほか広いのですから。
さて、今日は初回ですから、日本語の文字の種類について知っておきたいと、思います。
種類と言っても、ひらがな、カタカナ、漢字と言った種類ではなく、毛筆、硬筆・活字と言ったものです。
最近目にする文字は、新聞、雑誌、テレビ、インターネットでは、やはり活字が多いと思います。看板や会社のロゴは特殊な文字を使っている場合がありますが、一般的には、明朝体やゴシック体と呼ばれる文字が多く使われます。
私が印刷会社をしている時に、日本タイプライターと言う機械を使っていました。印刷会社と行っても、フィニッシュワークと言われる版下を作る作業です。文字はこの機械を使って打ち込むか、レタリングと言う方法で文字を書いていました。
今では、行書体や教科書体、あるいはポップ体など色々な文字が作られるようになっています。
上記の他にも活字は色々形を変えて世の中に現れてきます。
それでも、私が少しレタリングを勉強していた時に覚えた事が、今でも役立っていますので、紹介します。
何か気付きませんか・・。
四角の枠に平行の部分は、枠線から離れていて、直角に当たる所は、枠にくっついています。鋭角に当たるところもくっつきますが全てではありません。永の二画目は短いので、枠に対して直角ですが、枠にはつきません。
これは、なぜそうしているかと言いますと、文字の大きさが変わるからです。この文字から言うと、永の字は、日よりも大きめなのです。しかし、不思議にこの文字を文章としていくつか並べると、同じ大きさに見えるのです。
活字はこのような法則に従って作られています。ですから、まだ活字が統一されていない時代の本などは、やたらと大きい文字と小さい文字が混在しています。研究されたのでしょうね。
この事を知っているだけで、手書きで文字を書く時の基準になります。覚えておいても損はしません。
ただし、お習字や書道と言われると、この法則に合致しません。ですから、今書いたことは、今では少なくなりましたが、報告書や覚書などを手書きで書く場合の基準にするとバランスの取れた文字が書けます。
毛筆でもそうですが、ボールペンは物を選ぶと綺麗な文字を書く事が出来ると思います。ここで紹介しているLAMY2000というボールペンは、インクの先にボールがありますが、この部分とホルダーと呼ばれる外側の部分に隙間が少ないので書きやすいです。ぐらぐらするとやはり文字は書きづらくなります。
「弘法筆を選ばず」と言いますが、私など、今回の通信教育でやはり筆は選びたいと思いました。義理の姉は文房具店をしていますが、もう年なので店にある筆を沢山くれました。お陰で助かっています。