今日の一文字は『欲』です。今日読んで見ようと思う、『徒然草 第五十八段』を読んで見て、感じた文字です。
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仏道
今朝は晴天から一日が始まりました。一日中天気の予報です。いわゆる洗濯日和という事です。
天気は良いのですが、国際関係は、というと、11月に日朝首脳会談が行われると予想している、東京新聞論説委員の五味洋治氏ですが、実際の所中国やロシア、アメリカとの綱引き状態が続きそうです。
ロシアと平和条約を結ぶという情報もありますし、国内は災害の復興に向けた取り組みなど、国会議員は大忙しのはずですが、自由民主党の総裁選挙で揚げ足取りをしているマスコミも、もう少し現状を踏まえて、質問などしてほしいものです。
難しいのでしょうね、国内でも一致団結ができないのですから、国際社会が手を取り合って、人類の未来の為に動くのはいつになるのでしょう。
日本の場合は、一致団結しない事が、平和への道なのかも知れませんが。
それにしても、日本の野党はどこに行ってしまったのでしょう。夏休みはもう終わったはずですが。ニュースにもなりません。
そうそう、昨日マンションの管理組合から、敬老の日のお祝い、金一封を頂きました。妻も頂きましたので、計2,000円。思わぬ収入でした。
さぁ、今日も一日元気で過ごしましょう。
徒然草 第五十八段 〔原文〕
「道心あらば住む所にしもよらじ、家にあり人に交はるとも、後世を願はむに難かるべきかは」と言ふは、更に後世知らぬ人なり。げにはこの世をはかなみ、必ず生死を出でむと思はむに、何の興ありてか、朝夕君に仕へ、家を顧る營みの勇ましからん。心は縁にひかれて移るものなれば、靜かならでは道は行じがたし。
その器物、昔の人に及ばず、山林に入りても、飢をたすけ、嵐を防ぐよすがなくては、あられぬわざなれば、おのづから世を貪るに似たる事も、便りに觸れば、などか無からん。さればとて、「背けるかひなし。さばかりならば、なじかは捨てし」などいはんは、無下の事なり。さすがに一たび道に入りて、世をいとなむ人、たとひ望みありとも、勢ひある人の貪欲多きに似るべからず。紙の衾、麻の衣、一鉢のまうけ、藜の羮、いくばくか人の費をなさむ。求むる所はやすく、その心早く足りぬべし。形に恥づる所もあれば、さはいへど、惡には疎く、善には近づくことのみぞ多き。
人と生れたらんしるしには、いかにもして世を遁れむ事こそあらまほしけれ。偏に貪ることをつとめて、菩提に赴かざらむは、よろづの畜類にかはる所あるまじくや。