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学校で習う漢字三体字典【小学二年生編】Part-33

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 小学校二年生で習う、160字の内の5つの漢字を書いています。漢字は2020年度施行の学習指導要領に対応しています。

 表示は左端が対象漢字、続いてカタカナは音読み、平仮名は訓読み、画数、部首の順です。そして、ことわざ・故事・文章などから一つを選んでその漢字の使われ方を示す事にしました。

81.[][ジョウ][ば][12画][どぶ]
『火事の馬鹿力』

楷書 行書 草書

82.[][ショク][シキ][いろ][6画][しょくぶ]
即是空 空即是

楷書 行書 草書

83.[][ショク][ジキ][く-う][く-らう][た-べる][9画][しょくぶ]
わず嫌い』

楷書 行書 草書

84.[][シン][こころ][4画][しんぶ]
頭滅却すれば火もまた涼し

楷書 行書 草書

85.[][シン][あたら-しい][あら-た][にい][13画][きんぶ]
『故きを温ねてしきを知る

楷書 行書 草書
教わる事-13
  1. 教わる覚悟(心) 
  2. 意思の疎通(教える側の伝達力・教わる側の習熟度と理解力) 
  3. 必要な身体能力(柔軟性・筋力・持久力) 
  4. タイミング(間) 
  5. 間合い(距離) 
  6. 気づき工夫(考える)
  7. 修練(繰り返し・身に付ける) 
  8. 守破離と言う事

 今日のテーマは「気づき工夫(考える)」を取り上げました。

 私は、物事を習う上で一番大切なのは、この「気づき工夫(考える)」であると思っています。

 確かに素直に「瀉瓶」のように受け取る準備が出来ている事が基盤になるのですが、それから、放っておいては、馬の耳に念仏になってしまいます。

 前にこのブログで記述しましたが、「理解力・咀嚼力・表現力」といった、一連のシステムが必要だと考えています。

 人が折角教えてくれた事を、理解出来ないのでは、棚の上のぼた餅に過ぎません。この教えられた事を理解して、なお且つ自分が納得する、腑に落ちるように、考え、自分のものにしなければなりません。そして、これが表現できてこそ、教えてもらった事が活かされると思います。

 宮本武蔵が云う「朝鍛夕錬」と云うのも、こういう事だと思っています。

 習った事をそのまま表現出来れば良いのですが、概ね、教える側の意図が、教えられる人に伝わらないのが実情です。 ですから、教える人の意図を汲み取る為にも、同じレベルに達しないとならないのですが、それでは習う必要もありません。

 そこで言われた事を正確に覚えるだけではなく、腑に落ちる、納得できるように考え、気付く事が進歩に繋がると思います。

 そして云われた事が出来るようになるには、自分に合った工夫が必要になります。 教える人と教えられる人は、常に同じ状態にある分けではありません。 是非「朝鍛夕錬」を念頭に、工夫をするようにしましょう。

 ・・・・つづく。

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