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学校で習う漢字三体字典【小学三年生編】Part72

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 小学校三年生で習う、200字の内の5つの漢字を書いています。漢字は2020年度施行の学習指導要領に対応しています。

 表示は左端が対象漢字、続いてカタカナは音読み、平仮名は訓読み、画数、部首の順です。そして、ことわざ・故事・文章などから一つを選んでその漢字の使われ方を示す事にしました。

116.[][タイ][ツイ][画数:7画][部首:寸]

岸の火事』

 自分には関係がないと、思う人と、その事を心に刻みつける人では、その後の生き方に差が出てくると思っています。
 人が注意をされているのを、どのように聞くかで違ってくると思っています。

楷書 行書 草書

117.[][タイ][ま-つ][画数:9画][部首:彳]

つ間が花』

 旅行の計画を立てている時が一番楽しいと言う人がいます。色々考えている時が一番良いのかも知れません。 

楷書 行書 草書

118.[][ダイ][タイ][か-わる][か-える][よ][しろ][画数:5画][部首:亻]

『問うは一旦の恥 問わぬは末の恥』

 「聞くは一時の恥 聞かぬは一生の恥」と私は覚えています。
 ただ、教える立場にある時は、何でも平気で聞く事も恥ずかしいと思う事も大切であると教えます。
 勇気を奮って聞くと、ずっと記憶に残ると思うからです。そして、知っている人に敬意を払う事ができます。
 知らない事は、知っている人に聞けば良いと思っている風潮も如何なものかと思います。

楷書 行書 草書

119.[][ダイ][画数:11画][部首:竹]

『習慣は二の天性なり

 習うより慣れよ、と言います。頭で理解出来たからと言って、身に付いているとは言えません。
 自然に習った事が出てこないと、物の役には立たないと思います。特に空手道の場合には、瞬間に出る身のこなしが必要です。
 書道も同じで、今書いているのは、手本を元に書いています。いつか、自分の物となると思って日々努力している所です。

楷書 行書 草書

120.[][ダイ][画数:18画][部首:頁]

『生きるべきか死すべきかそれが問だ』

 「To be, or not to be: that is the question:」有名なシェイクスピア、ハムレットの中に出てきます。色々な翻訳をされていますが、私が聞いた事のある訳は、『生きるべきか死すべきかそれが問だ』でした。
 人生には、どこかで岐路にぶつかると思います。そんな決断を迫られた時、その人の生き方が見えるような気がします。

楷書 行書 草書
覚 書

 現在小学生編として、2020年度施行の学習指導要領に対応した漢字を、楷書・行書・草書と三体の文字を毛筆で書いていますが、初めに部首と書いていますが、通常呼ばれている読み方ではないと思われたと思います。

 そこで、一般ではどんな読み方をされているのか一覧にしてみました。

 今回は、小学三年生の文字の116.~120.の部首を取り上げていますが、日本では部首の正式な名称は決まってないようです。辞書によって統一されていないのが現状です。

部首 部首名称 (読み方) 部首通称

  1. 【対】寸部(すんぶ)・スン
  2. 【待】彳部(てきぶ)・ぎょうにんべん
  3. 【代】人部(じんぶ)・ひと・にんべん・ひとがしら・ひとやね
  4. 【第】竹部(ちくぶ)・たけ・たけかんむり
  5. 【題】頁部(けつぶ)・おおがい

 ・・・・つづく。

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