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学校で習う漢字三体字典【小学三年生編】Part77

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 小学校三年生で習う、200字の内の5つの漢字を書いています。漢字は2020年度施行の学習指導要領に対応しています。

 表示は左端が対象漢字、続いてカタカナは音読み、平仮名は訓読み、画数、部首の順です。そして、ことわざ・故事・文章などから一つを選んでその漢字の使われ方を示す事にしました。

141.[][トウ][ゆ][画数:12画][部首:氵]

空手はの如し 絶えず熱度を与えざれば 元の水に還る

 実に名言と言えると思っています。日本空手道髓心会が基本にしている松濤館流の創始、船越義珍翁の言葉です。

 このブログでも、また日本空手道髓心会のホームページでも何度か取り上げてきました。

 確かに、「昔取った杵柄」と言う言葉のように、ある程度は身に付いていますが、寄る年波と言いますか、日々身体を動かさないと、思った通り身体が動いてくれません。

 今日も朝1時間半ほど鍛練と少しの練習をしました。

楷書 行書 草書

142.[][トウ][ト][のぼ-る][画数:12画][部首:癶]

『高きにるには低きよりす』

 目標を定める事は、物事を達成する場合には、欠かす事の出来ない事ですが、だからとって、直ぐに目標を達する事ができる分けではありません。
 目的を決め、目標を定めて、そして手近な所から手を付けないと、ただの夢に終わってしまいます。まず出来る事から始めましょう。

楷書 行書 草書

143.[][トウ][ひと-しい][画数:12画][部首:竹]

『運を待つは死を待つにし』

 「・鈍・根」と言うのは成功するための教えですが、確かに、幸運に恵まれなければならないでしょうし、粘り強さや根気も必要でしょう。
 しかし、「幸運の女神」で知られる諺も、チャンスは逃したら捕まえられないと言っています。いまNHKで流行の「ちこちゃん」に「ボーっと生きてんじゃねーよ!」と叱らそうです。
 この言葉の通り「果報は寝て待て」のような事は止めた方が良いと思います。

楷書 行書 草書

144.[][ドウ][うご-く][うご-かす][画数:11画][部首:力]

『驚天地』

 「〔白居易「李白墓」より。天を驚かし地を動かすの意から〕世間を非常に驚かせること。」【出典:大辞林第三版 三省堂.】
 ただ四文字熟語は、書くのはまだしも、話し言葉にはしない方が良いと思います。なんだか学のなさが露見するような気がします。私見ですが。

楷書 行書 草書

145.[][ドウ][わらべ][画数:12画][部首:立]

『鶴髪

 私の事ですか。いや鶴の場合は白髪ですから、白髪は白髪でも・・・・。
 まぁ、確かに年老いても元気ですが。

楷書 行書 草書
覚 書

 現在小学生編として、2020年度施行の学習指導要領に対応した漢字を、楷書・行書・草書と三体の文字を毛筆で書いていますが、初めに部首と書いていますが、通常呼ばれている読み方ではないと思われたと思います。

 そこで、一般ではどんな読み方をされているのか一覧にしてみました。

 今回は、小学三年生の文字の141.~145.の部首を取り上げていますが、日本では部首の正式な名称は決まってないようです。辞書によって統一されていないのが現状です。

部首 部首名称 (読み方) 部首通称

  1. 【湯】水部(すいぶ)・みず・さんずい・したみず
  2. 【登】癶部(はつぶ)・はつがしら
  3. 【等】竹部(ちくぶ)・たけ・たけかんむり
  4. 【動】力部(りょくぶ)・ちから
  5. 【童】立部(りゅうぶ)・たつ・たつへん

 ・・・・つづく。

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