小学校四年生で習う、202字の内の5つの漢字を書いています。漢字は2020年度施行の学習指導要領に対応しています。
表示は左端が対象漢字、続いてカタカナは音読み、平仮名は訓読み、画数、部首の順です。そして、ことわざ・故事・文章などから一つを選んでその漢字の使われ方を示す事にしました。
26.[潟][かた ][画数:15画][部首:氵]
『干潟』
普通は遠浅の海で、潮が満ちると隠れて、潮が引くと陸地が現れる海岸を想像します。
この文字が付くので思い浮かぶのは、新潟ですが、そんな場所だったのですかね。
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27.[完][カン][画数:7画][部首:宀]
『完璧』
この「璧」という漢字は、「壁」と書き間違えやすいので、覚えています。漢字の下の部分が玉です。
今では、ダイヤモンドとか金、白金を宝物としますが、当時はこの「璧」という原石を磨いた物に値打があったようです。当時と言うのは中国の話で、紀元前400年以上も前の戦国時代の事です。
和と云う人が見付けたと云うので、これを「和氏の璧」と名づけ、この「和氏の璧」を巡って小国の趙の王がこれを手に入れましたが、大国の秦の王がこの「璧」を欲しがったのです。家臣の藺相如という切れ者の機転で結局は「和氏の璧」は、壊されずに、趙の王の元に戻って来た事を「完璧帰趙」と言われた事から生まれたとか・・・・。
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28.[官][カン][画数:8画][部首:宀]
『官営煙草』
三公社(日本国有鉄道・日本専売公社・日本電信電話公社)と言っても、令和の時代になって、その名称も遠くなってしまいました。
煙草が身体に良くないと言われてもう随分経過しています。それでも税収のために製造販売を止める事が出来ないのも人間の愚かな部分なのかも知れません。
と言っている私も、35年程前まではヘビースモーカーでした。今では止めてよかったと思っています。
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29.[管][カン][くだ][画数:14画][部首:竹]
『品質管理』
昔東大阪にある工場で工場長をしていた時に、外部研修でクオリティサークル(QC:品質管理)を勉強した事がありました。
日本ではこの品質管理は、他の国と比較してもかなり高い水準にあると思っています。
最近はこの優位性を自らが壊してしまうような事をニュースで見かけますが、日本はどこに向かおうとしているのでしょう。
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30.[関][カン][せき][かか-わる][画数:14画][部首:門]
『関の山』
この言葉も現在ではあまり聞きません。限度を表す言葉ですが、「三重県の関町、現在の亀山市で作られた祇園祭に出される山以上の物は出来ない」と言う意味から来ているという説があります。精一杯の物や事を言います。
しかし、私は何だか違う意味に思っていました。「いくら努力してもその程度」と言うような感じに捉えていました。
穿った見方をすれば、関町で作った山では、その程度しか出来ないと揶揄した言葉だったのでしょうか。
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