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学校で習う漢字三体字典【小学四年生編】Part95

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 小学校四年生で習う、202字の内の5つの漢字を書いています。漢字は2020年度施行の学習指導要領に対応しています。

 表示は左端が対象漢字、続いてカタカナは音読み、平仮名は訓読み、画数、部首の順です。そして、ことわざ・故事・文章などから一つを選んでその漢字の使われ方を示す事にしました。

31.[][カン][画数:18画][部首:見]

見の目付かんけんのめつけ

 これは、宮本武蔵が五輪書の【水之巻】兵法の眼付と云事 五輪書の【水之巻】にも書かれてありますが、空手道においても、目は重要な要素になります。

楷書 行書 草書

32.[][ガン][ねが-う][画数:19画][部首:頁]

『心成就』

 神様や仏様に心から願うと叶えられる、という意味の言葉です。
 あいにく神様や仏様と言うものは、まだ信じる所までは来ていません。
 しかし、誰かに、あるいは何かに願うより、心から自分を信じてやり遂げると、何かの結果は残せるのではないでしょうか。お釈迦様の言葉に「自灯明」があります。

楷書 行書 草書

33.[][キ ][画数:7画][部首:⼭]

『多亡羊』

 人生の中で岐路に立たされることはしばしばあると思います。そんな時、あまりに選択肢が多い場合は、困り果ててしまいます。
 大概の場合は枝葉末節に囚われてしまい、本筋を見失ってしまっているからだと思います。原点回帰というではありませんか。
 案外単純に考えた方が、前に進めるかも知れません。

楷書 行書 草書

34.[][キ][画数:7画][部首:巾]

『古

 原文では古稀と書くそうです。「酒債は尋常行く処に有り 人生七十古来稀なり」と云う唐の詩人杜甫とほの詩に出てきます。
 私も古希を過ぎてしまいましたが、今ではそうまれでもなくなりました。人生百年の時代に突入。さて、良いのか悪いのか・・・・

楷書 行書 草書

35.[][キ][画数:8画][部首:子]

『節の風邪は買っても引け』

 こんな言葉があるのですね、「節季のような忙しい時でも、病気ならば公然と休めるから、病気もときには重宝だということ。」【出典:ことわざ辞典ONLNE.】。
 その時に置かれた立場により思いも違うのでしょう。責任のある立場の人であれば、「風邪なんか引いてられない」と思うでしょう。まして「風邪は万病のもと」と言いますし、病気にはならない方が良いと思うのですが・・・。
 私は商売人の子として育ちましたし、一時期は時計・宝石・眼鏡を扱っていました。そんな時に「せっき」と言う言葉をよく聞きましたし、使ってもいた事を思い出しました。こんな字を書くのですね。

楷書 行書 草書
覚 書

 現在小学生編として、2020年度施行の学習指導要領に対応した漢字を、楷書・行書・草書と三体の文字を毛筆で書いていますが、初めに部首と書いていますが、通常呼ばれている読み方ではないと思われたと思います。

 そこで、一般ではどんな読み方をされているのか一覧にしてみました。

 今回は、小学四年生の文字の31.~35.の部首を取り上げていますが、日本では部首の正式な名称は決まってないようです。辞書によって統一されていないのが現状です。

部首 部首名称 (読み方) 部首通称

  1. 【観】見部(けんぶ)・みる
  2. 【願】頁部(けつぶ)・おおがい
  3. 【岐】山部(さんぶ)・やま・やまへん
  4. 【希】巾部(きんぶ)・はば・はばへん・きんへん・きんべん
  5. 【季】子部(しぶ)・こ・こへん・こども・こどもへん

 ・・・・つづく。

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