小学校四年生で習う、202字の内の5つの漢字を書いています。漢字は2020年度施行の学習指導要領に対応しています。
表示は左端が対象漢字、続いてカタカナは音読み、平仮名は訓読み、画数、部首の順です。そして、ことわざ・故事・文章などから一つを選んでその漢字の使われ方を示す事にしました。
91. [鹿][しか][ か][画数:11画][部首:鹿]
『先生と言われるほどの馬鹿でなし』
この言葉は、間違って捉えない方が良いと思います。先生と呼ばれて偉くなったような勘違いをする人がいるので、こんな言葉あります。
ただ、敬称には違いありません。ですから、自分が先生と敬っている人に先生と言うのは、決して間違いでもありませんし、先生と言うべきだと思っています。
まして、自分の先生に対して「先生」と言わない人は、どうかしていると思います。
あくまでもこの言葉は、「先生」と呼ばれて、何か偉い人になったように勘違いする人を揶揄する言葉です。
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92. [失][シツ][うしな-う][画数:5画][部首:大]
『千慮の一失』
どんなに賢い人でも、多くの考えの中には失敗もある。「上手の手から水が漏る」と言うではありませんか。
絶対と思わない方が良いと思います。
逆に「下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる」と云いますから、そんなに賢くなくても、打つ手はあるかも知れません。
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93. [借][シャク][か-りる][画数:10画][部首:亻]
『借りる八合 済す一升』
まあ、利子みたいなものです。借りる時は八合でも、返す時には一升にして返すのが礼儀と言うものです。
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94. [種][シュ][たね][画数:14画][部首:禾]
『下種の勘ぐり』
被害妄想の類かも知れません。別に下種とは限らず、品性の良い人でも、変な策略を巡らせると、下種になってしまいます。
しかし、そんな邪推を起こさせる人もいます。こんな人は、日ごろの行いが卑しいか、あるいは下種と呼ばれても仕方がない人なのかも知れません。
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95. [周][シュウ][まわ-り][画数:8画][部首:口]
『用意周到』
この言葉は、目に見えた形のあるものだけではなく、心遣いも行き届いている事を言うと思います。
何か準備をする場合には、そうありたいと思っています。
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