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学校で習う漢字三体字典【小学四年生編】Part117

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 小学校四年生で習う、202字の内の5つの漢字を書いています。漢字は2020年度施行の学習指導要領に対応しています。

表示は左端が対象漢字、続いてカタカナは音読み、平仮名は訓読み、画数、部首の順です。そして、ことわざ・故事・文章などから一つを選んでその漢字の使われ方を示す事にしました。

141. [][テン][画数:8画][部首:八]

『出

 このブログでもよく【出典】と書いていますが、辞書や誰かの言った事を引用する時に使っています。
 出典の場合、意味として大切なのは「典」と言う文字です。そこでまた辞書の力を借りる事にしましょう。
 「(1)儀式。作法。(2) 原則。きまり。 (3) 律令制で、国司の主典さかん」【出典:大辞林第三版 三省堂.】。
 この事から、物事の基準になるものだと思います。

楷書 行書 草書

142. [][デン][つた-わる][つた-える][つた-う][画数:6画][部首:亻]

『一人虚をうれば万人実をう』

 その一人の人が信頼のおける人であれば、尚更間違った事を言うと、それが事実として伝えられてしまいます。
 嘘は当然の事、間違った事を調べもしないで人に言うのはやめましょう。
 私は自分が言った事が間違っている場合には、必ず訂正するように心がけています。それでも人間ですから間違いもあると思います。いつまでたっても勉強ですね。

楷書 行書 草書

143. [][ト][画数:10画][部首:彳]

あだばなに実はらぬ』

 綺麗な花を咲かせても実を結ばない事を徒花と言いますが、中身が伴わなければ、見かけが良くてもだめだと言う事ですね。

楷書 行書 草書

144. [][ド][つと-める][画数:7画][部首:力]

力は天才に勝る』

 前にも記載している事ですが、中学生の時に「努力が出来る事が天才だ」と思った事があります。
 これは、勉強に限らず、仕事でも、習い事でも、やる事が出来る人と、口先だけの人がいます。やはり成功させようとしたら、やらなければならないと思います。ですから、やる事の出来る人、努力の出来る人が、結局最後には天才と呼ばれるのかも知れません。

楷書 行書 草書

145. [][トウ][ひ][画数:6画][部首:火]

台 下暗し』

 確かに灯台は遠くから見えるように光を発していますが、灯台の下は夜になると真っ暗で何も見えません。
 問題が発生して解決策を考えたりしますが、案外身近に解決策があるのかも知れません。

楷書 行書 草書
覚 書

現在小学生編として、2020年度施行の学習指導要領に対応した漢字を、楷書・行書・草書と三体の文字を毛筆で書いていますが、初めに部首と書いていますが、通常呼ばれている読み方ではないと思われたと思います。

そこで、一般ではどんな読み方をされているのか一覧にしてみました。

今回は、小学四年生の文字の141.~145.の部首を取り上げていますが、日本では部首の正式な名称は決まってないようです。辞書によって統一されていないのが現状です。

部首 部首名称 (読み方) 部首通称

  1. 【典】八部(はちぶ)・ハチ・はちがしら
  2. 【伝】人部(じんぶ)・ひと・にんべん・ひとがしら・ひとやね
  3. 【徒】彳部(てきぶ)・ぎょうにんべん
  4. 【努】力部(りょくぶ)・ちから
  5. 【灯】火部(かぶ)・ひ・ひへん・れっか・れんが

 ・・・・つづく。

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