小学校六年生で習う、191字の内の5つの漢字を書いています。漢字は2020年度施行の学習指導要領に対応しています。
表示は左端が対象漢字、続いてカタカナは音読み、平仮名は訓読み、画数、部首の順です。そして、ことわざ・故事・文章などから一つを選んでその漢字の使われ方を示す事にしました。
小学校で習う漢字を書いてきました。これまで、續木 湖山先生が編集の毛筆書写事典を手本にして書きましたが、今は江守賢治先生が編集された楷行草、筆順・字体字典を手本に書いています。
理由は見やすさもありますが、五年生までは学年に応じた書体を書かれたと言う事で使わせてもらいました、江守賢治先生の場合は、より書道的な字体に編集されていると思いましたので、そろそろ大人の字体が良いと思い変更しました。
例えば、今までの「きへん」は、縦の棒(2画目)は最後止めて書いていましたが、従来の楷書の書き方は撥ねるのが一般的だと説明されていますので、その書き方に準じています。
16. [株][かぶ][画数:10画][部首:木]
『古株』
単に株の古い物を言う場合もありますが、一般的には組織の中で古くからいる人を言います。
ただ、良い意味でベテランや熟練者を言う場合もありますが、私の印象では、うだつの上がらない万年平社員か、万年課長のような存在が思い浮かびます。
昔空手の道場に通っていた頃、古茶帯と言う呼び方をする事がありました。それは決して良い意味では無く、いくら審査を受けても昇級しない茶帯止まりの人を、そんな呼び方をした記憶があります。
しかし、習い事は全ての人が順当に昇級して行くものでは無いと思っています。
例えば、段位にしても長くやっていれば、年功序列のように上がって行くのであれば、その段位の価値が無くなってしまうでしょう。
大切なのはその段位に恥じない行いをする事の方が、道を歩む者としては、価値があるように思います。
楷書 |
行書 |
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17. [干][カン][ほ-す][ひ-る][画数:3画][部首:干]
『内政干渉』
内政不干渉の原則により、国際法を犯さない限り一定の事項について、自由に処理する権利が認められています。国家主権と言うものです。
話は飛びますが、昔のドラマのセリフに「同情するなら金をくれ」と言うのがありました。
もし、人に対して干渉するのであれば、それなりの援助をするのが良いと思うのですが、それでも行き過ぎた干渉は迷惑だと思います。
楷書 |
行書 |
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18. [巻][カン][ま-く][まき][画数:9画][部首:己]
『長い物には巻かれろ』
この言葉は何度かこのブログにも書きました。いたずらに反抗しても得は無いと思いながら、性格なのか、それとも長い物の考えに同意できない時が多かったと思います。
工場長をしている時には、ほとんど一日中社長室に呼ばれて怒られていました。理由は解らないのですが、それがその会社の社長の仕事の仕方だったと、気が付いてから苦にはなりませんでした。
私に反論させて、その言葉を後で考えてアイデアにしていたようです。しかし一日中怒られているのもたまったものではありませんでした。
楷書 |
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19. [看][カン][画数:9画][部首:目]
『一に看病、二に薬』
「病は気から」と言う言葉もありますから、優しく看病する事も選択肢の一つと思います。ストレスは心を蝕み病気を悪化させてしまう事もあると思います。
私はどちらも大切だと思う方です。拘らずに薬を使い、必要に応じて心を安らかにしましょう。
楷書 |
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20. [簡][カン][画数:18画][部首:竹]
『言は簡を尊ぶ』
肝に銘じておかなければならない言葉です。口は禍の元と言いますから、余計な事は言わない方が良いと思います。
思ってはいるのですが、つい余計な事を言ってしまい、後で、言わなきゃ良かったと、何度思った事か。
できれば、要領よく簡潔に話せるようになりたいものです。
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