中学校の三年間で習う、1110文字の内の5つの漢字を書いています。漢字は2020年度施行の学習指導要領に対応しています。
表示は左端が対象漢字、続いてカタカナは音読み、平仮名は訓読み、画数、部首の順です。そして、ことわざ・故事・文章などから一つを選んでその漢字の使われ方を示す事にしました。
ちなみに、文部科学省では学年ごとに習う漢字は、1学年250字程度から300字程度、2学年300字程度から350字程度、3学年では、その他の常用漢字(小学校で習う漢字1026文字以外の常用漢字1110文字の大体)と学年ごとに決まっていないようです。
726. [帝][テイ][画数:9画][部首:巾]
『東岳大帝』
こんな神様がいれば、と思います。ただ最近は人の寿命をつかさどる神様がいるような気もしています。
どんなに健康そうに見えても、若くして命を亡くす人もいますし、暴飲暴食を絵に描いたような人でも長生きしている人もいます。
寿命と言うものも、何かの運命的な者に支配されているのかも知れません。
しかし、無神論者としては、寿命はともかくとして、生きている間、健康でありたいと思っています。
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727. [訂][テイ][画数:9画][部首:言]
『詫び訂』
この言葉は、業界用語なのですか。しかし、「新聞や雑誌などで、記事に間違いがあった際に後日掲載する、謝罪と訂正記事のこと。」【出典:デジタル大辞泉 小学館.】に載っていますから、あながちマスコミだけで使う言葉でもなさそうです。
知らないと、何のことか、と思ってしまいますね。まるで「重版出来」です。大分前になりますが、黒木華さん主演のドラマ『重版出来!』でこの読み方も覚えました。
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728. [逓][テイ][画数:10画][部首:辵]
『地力逓減』
普通は「地力」と読んで、本来もっている力、とか実力を表しますが、この場合は、土地の生産力の事を言っています。この地面が持つ農作物を育てる力が、無くなって行く事を言うのですね。
やはり、畑や田んぼは、耕さなくては使い物にならないし、その耕した土地に栄養を与えないと、土地の価値が枯渇してしまうようです。その為に肥料が欠かせない養分となるようです。
今では、化学肥料も良くなりましたが、やはり有機栽培が今のところ人間にとっては良いようですね。
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729. [偵][テイ][画数:11画][部首:人]
『偵察衛星』
私が10歳の時に、初めての人工衛星が打ち上げられたのですが、その人工衛星は「スプートニク1号」と言い、ソ連が最初に成功しました。1957年の秋の事でした。
それから、60年以上が立ちました。僅かと言った方が良いのかも知れません。
この「偵察衛星」は軍事目的ですが、解像度が1m以下とあります。解像度の高い物は10cmの物が識別できるようです。
偵察衛星は地上から150kmの距離まで降りてきて撮影を行ないますので、大阪からだと、兵庫県赤穂市までが130km位ですから、そこから大阪を見て鉛筆が確認できるという事です。大阪市と岡山市の直線距離が143.5kmと書かれていますので、その精度は驚くばかりです。
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730. [堤][テイ][つつみ][画数:12画][部首:土]
『尺蚓穿堤』
前に『螻蟻潰堤』と言う文字を取り上げた事があります。この言葉とよく似た意味で使うようです。
『螻蟻潰堤』の時にも「応力集中」の力学的な破壊力を書きましたが、今回は視点を変えて見ましょう。
『尺蚓穿堤』の尺蚓と言うのは「小さなミミズ」の事ですからミミズが堤防を壊してしまうと言う譬えだと思います。
実際にミミズが堤防を壊すかどうか判りませんが、小さい力でも、それが原因で大きな惨事を招く事になる場合があります。
意外と見過ごしてしまうような小さなミスが、仕事の出来具合を左右してしまう場合もあります。
重箱の隅を楊枝でほじくるような事は良くありませんが、その隅を探られても大丈夫なような心配りは必要かと。
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