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中学校で習う漢字三体字典 Part210

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 中学校の三年間で習う、1110文字の内の5つの漢字を書いています。漢字は2020年度施行の学習指導要領に対応しています。

 表示は左端が対象漢字、続いてカタカナは音読み、平仮名は訓読み、画数、部首の順です。そして、ことわざ・故事・文章などから一つを選んでその漢字の使われ方を示す事にしました。

 ちなみに、文部科学省では学年ごとに習う漢字は、1学年250字程度から300字程度、2学年300字程度から350字程度、3学年では、その他の常用漢字(小学校で習う漢字1026文字以外の常用漢字1110文字の大体)と学年ごとに決まっていないようです。

1046. [][ラン][あい][画数:18画][部首:艸]

しゅつらんの誉れ』

 本来、そうあるべきだと思っています。教え子が先生を越えるために、教えているのですから。
 しかし、先生もそんな生徒に負けないように、常に努力してこそ、先生だと思います。
 どちらも、今ある場所に留まってしまっては、道とは言えないのではないでしょうか。
 「先生と言われるほどの馬鹿でなし」と思う事もしばしばありますが、「先生」は、単に先に生まれたのではなく、「先を生きる」と解釈すれば、その地位に胡坐あぐらをかけなくなると思います。

楷書 行書 草書

1047. [][ラン][画数:20画][部首:木]

外』

 【句読点「、」「。」及び諸括弧の閉じる記号は、次行の頭に書かない。原稿用紙の場合も欄外もしくはマス内に書く(また,句読点と諸括弧の閉じる記号とは、同じマス内に書く)】、社会人になると、原稿用紙は殆ど使用する事が無くなりますが、いや一部の人を除いて。
 しかし、知っておくと、蘊蓄になりそうです。意外と忘れてしまっています。

楷書 行書 草書

1048. [][リ][画数:6画][部首:口]

『暴君汚吏』

 貪官汚吏たんかんおり[本ブログ、  787.に記載]も困ったものですが、この四字熟語のような場合には、国は滅びてしまうでしょう。
 二重苦ですね。君主は残虐非道、役人は悪事を働くのですから、国民は恐怖でしかないでしょう。
 短期間は、恐怖政治で治める事も出来るのでしょうが、果たして長期政権が続くとは思えません。
 国民の我慢にも限度があると思います。恐怖に慄いて、言う事を聞いている人ばかりではないと思います。窮鼠猫を噛むとも言いますから、その内破綻するでしょう。

楷書 行書 草書

1049. [痢][リ][画数:12画][部首:疒]

『赤痢』

 1965 年半ば頃から激減し、1974 年には2,000人を割り、以降1,000人前後で推移している、と国立感染症研究所のホームページに記述がありました。
 私が赤痢かコレラか判明しませんが、学生の時に、白い便が出た事があります。一週間ほど何も食べられず、症状の重い時には、10分間隔にトイレに行った事がありました。
 どうも今調べて見ると、ロタウイルスの感染症だったかも知れません。
 症状が大分治った頃に、白ずくめの全身防護服を着た人達が、液体を近隣に散布していました。
 やっぱり、何かの感染症だったと思います。

楷書 行書 草書

1050. [][リ][は-く][画数:15画][部首:尸]

足駄あしだいて首ったけ』

 「異性に惚れ込み夢中になることのたとえ。「足駄」は歯の高い下駄のことで、それを履いても首のあたりまで深みにはまるという意から。」【出典:ことわざ辞典ONLINE.】。
 面白い諺があるものですね。確かに「お医者様でも 草津の湯でも 惚れた病はコーリャ 治りゃせぬヨ」と言う歌詞がある位ですから、深みに嵌ってしまう物なんでしょう。
 そんな遠い昔が懐かしくなりました。そう言えば、当時高下駄に鉄板を貼って歩いていました。あんまり関係ないですね。

楷書 行書 草書
覚 書

 現在中学生編として、2020年度施行の学習指導要領に対応した漢字を、楷書・行書・草書と三体の文字を毛筆で書いていますが、初めに部首と書いていますが、通常呼ばれている読み方ではないと思われたと思います。

 そこで、一般ではどんな読み方をされているのか一覧にしてみました。

 今回は、中学校三年間で習う文字の1046.~1050.の部首を取り上げていますが、日本では部首の正式な名称は決まってないようです。辞書によって統一されていないのが現状です。

部首 部首名称 (読み方) 部首通称

  1. 【藍】艸部(そうぶ)・くさ・くさかんむり・そうこう
  2. 【欄】木部(もくぶ)・き・きへん
  3. 【吏】口部(こうぶ)・くち・くちへん
  4. 【痢】疒部(だくぶ)・やまいだれ
  5. 【履】尸部(しぶ)・しかばね・しかばねかんむり・かばね・かばねだれ

 ・・・・つづく。

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