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実用書写「市・区版」Part-15

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 都道府県にある市=792、特別区=23、政令区=175 、合計=990を順を追って書いてます。

 今日は北海道の名寄市と三笠市です。都道府県と同様、楷書と行書で書きました。

 一口メモ 

 「書道技法講座〈楷書〉九成宮醴泉銘」(余雪曼著)が、「結体三十六法」と「結構八十四法」を基に九成宮碑文の特殊な結構を参酌して四十四に書き表したものを紹介します。
 今回は、その17回目で、余雪曼氏が書いた結構四十四の最終です。
 【ここで書いてある文字は、九成宮醴泉銘を私が臨書したものです。赤い線は。『書道技法講座〈楷書〉九成宮醴泉銘』を参考に入れています。】
  
(37) 斜法
 この二つの文字の事を、ここでは、傾いた文字と言っています。
 特に「力」は、通常書く文字より傾いて見えます。これも、九成宮醴泉銘の特徴かも知れません。
 このように傾いた文字の書き方として、ここでは、中心の見つけ方を重要視しています。
 一般的に中心と重心は違いますが、まず中心を定めて、文字の太さなどを考慮して重心を決めます。
 傾いたまま、安定感のある文字にしなければなりません。
 ここで大切な事は、傾きを直さない事です。

(38) 正法
 「斜法」とは逆に、この「王」や「正」と言う文字は、初めから左右が対象に近く、安定していますが、このような文字の場合は、少し工夫して変化を加えなくてはなりません。
 でなければ、毛筆としての味わいがなくなり、幾何学模様になってしまいます。

(39) 大法
 前回にも、画数の多い文字がありましたが、この場合も、画数の多い文字の書き方です。
 普通に書いても、大きくなってしまいますので、大きく見せないような工夫が必要です。
 その為には、線の太さに変化を付けて、空白を文字の中に入れる事がポイントだと思います。

(40) 小法
 「日」「工」は、「大法」の逆で、画数が少ない文字の場合です。
 画数が少ない場合は、他の文字と同じ調子で書くと、小さくなってしまいがちです。
 こういう場合は、「大法」と同じように線の太さに工夫します。「大法」とは反対に、線を太くして、文字が小さくなってしまわないようにする必要があります。

(41) 向法
 偏と旁が向かい合うように、角度や曲がりに変化をつけて、文字がバラバラにならないようにします。
 「竭」と言う文字を、向かい合うようにイメージするのは、私には難しく感じています。

 何度も書いていますが、主観の問題でしょう。

(42) 背法
 この「非」と「北」を、偏と旁が背を向けていると感じなければ、この「背法」も役に立ちません。
 説明では、『左側の筆画が右に向かって連絡するようにすると、気脈が貫通してばらばらの感じがなくなる。』とあります。

 この説明の『気脈が貫通して』という意味を理解しなければ、なりませんが、要するに左の縦画に左から右にはねがありますが、最後のはねを右側の一画目に連続するように、筆を運ぶと言う事だと理解しています。

(43) 長法
 このような、長い文字は、長く書くと調和が取れるので、潰さないようにします。

 しかし、長すぎるのも良くないので、上下に空間をつくるように工夫します。

(44) 短法
 縦に短い扁平の文字を、縦に長く書くと良くありません。

 しかし、扁平に見えない工夫が必要になります。

 そのために、左右に少し空間を開けるよう説明があります。

 これも「四」は、理解できますが、「西」は、私にはどの部分を言っているのか、俄かに納得する事ができません。

 

 ☆この一口メモは、  に

 ニュース 

「コロナはただの風邪」と言う人が知らない事実 「検査増加で陽性者が増えた」はデータの誤読
東洋経済ONLINE 荻原 和樹 2020/07/14 07:30

—–前略—–

「コロナはただの風邪」あるいは「コロナは茶番」といったフレーズを多用し、新型コロナへの注意を呼びかける専門家、著名人、あるいはマスメディアを批判することが多いようだ。

—–中略—–

 新型コロナは、たしかに不治の病でも致死率が著しく高い病気でもないかもしれない。しかしそれは「かかっても平気」というわけではなく、ましてや「コロナはただの風邪」などと見くびるべきではない。

 アメリカでコロナパーティーに参加して新型コロナウイルスにかかるかどうかを試した結果、ついに死亡するというニュースを聞きました。

 ちなみに、コロナパーティーとは、感染者と同席してウイルスがうつるかどうかなどを試したり、抗体を得ようとするためらしいのですが、あまりにも無謀な試みだと思います。

 どなたか忘れましたが、都知事選に出馬した人の中にも、新型コロナウイルスは、ただの風邪と言っていた人がいたような気がしています。

 確かに未だに実態を掴めない感染症ですから、素人が何を言おうと勝手なのかも知れませんが、この風邪も、原因の80-90%がウイルスの上気道感染症ですから、ただの風邪ではすまされない症状になる場合もあります。風邪は万病の元とも云いますから、侮ってはいけないと思います。

 話が横道に逸れましたが、この風邪よりも難儀しているからこそ、世界中にあっと言う間に広がって、未だに収束の兆しが見えません。

 この記事の最後に書かれてあるように、侮る分けにはいかないでしょう。

 

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