今日の文字は『記憶』を行書で書きました。今日読んで見ようと思う、『徒然草 第七十一段』を読んで見て、感じた文字です。
原文
現代文を見る
記憶
★ 台風は本州を抜けた模様ですが、昼頃には北海道の東にいる模様です。
大阪は、前回暴風雨を体験して、待機していましたが、私の所は思いのほか通常と変わりがありませんでした。
それでも、各地で爪痕を遺しているようで、災害に遭われた方のお見舞いを申し上げます。
★ 昨日、沖縄では、基地問題を抱えて開票がおこなわれ、前知事の意思を継いだ玉城デニー氏が当選されました。圧勝と伝えられていますが、39万票と31万票ですから、圧勝とも思われず、県民の思いはやはり基地問題は、すっきりと結果が出せないように思いました。難しい問題だと思います。
しかし、この問題は、どこかで決着がつかないと、国が決め、裁判で決着した事が覆されるような事では、今はやりの言葉ですが、国のガバナンスが問われると思います。どうするのでしょうか。
★相撲協会の問題も、まだ燻っている感じがしますが、なんだか、マスコミとコメンテーターと言う人達が、ニュースになるので煽っているだけのように聞こえます。
この問題は、当の本人(貴乃花氏と協会の双方)が、もう少し自分の考えを表明し、事実を明らかにしないと、いつまでも分からないまま、勝手な憶測を呼んでしまうと、思います。
別に表立ってやる必要もありませんが、話し合いがあって、初めて問題が明らかになるような気がします。
組織ですから、協会の呼び出しに応じない場合は、本人が引退(退職)届を提出しているのであれば、それで決着がついているはずです。周りが煽る事はもうやめた方が良いでしょう。引退(退職)したのであれば、私人ですから、その意思を尊重するのが、民主主義だと思います。
本人が事情を言わない事も、私人であれば許される事なので、そっとしておくのが筋ではないかと思います。
マスコミやコメンテーターが憶測を重ねても、解決するものではありません。
さぁ、今日も一日元気で過ごしましょう。
徒然草 第七十一段 〔原文〕
名を聞くより、やがて面影はおしはからるゝ心地するを、見る時は、又かねて思ひつるまゝの顔したる人こそなけれ。昔物語を聞きても、この頃の人の家のそこ程にてぞありけむと覺え、人も、今見る人の中に思ひよそへらるゝは、誰もかく覺ゆるにや。
またいかなる折ぞ、たゞ今人のいふことも、目に見ゆるものも、わが心のうちも、かゝる事のいつぞやありしがと覺えて、いつとは思ひ出でねども、まさしくありし心地のするは、我ばかりかく思ふにや。