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文武両道のために・・・・『徒然草』を読んで見る。【97】

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 今日の文字は『くすり』です。風邪薬や胃薬の薬を書きました。書体は行書です。今日読んで見ようと思う、『徒然草 第九十六段』を読んで見て、感じた文字です。

原文 現代文を見る

 
★『対中ODA、戦後最大級の失敗 古森義久』
(株式会社 産経デジタル 2018/10/26 06:04)

「前文略————-
 日本から中国への経済援助は実はODAだけではなかった。旧大蔵省と輸出入銀行から「資源ローン」などという名称で公的資金が中国に供されていた。その総額は99年までに3兆3千億円と、その時点でODA総額を越えていた。だから中国への援助総額は実際には7兆円だったのだ。

 対中ODAの目的は出発点の79年の大平正芳首相は「日中友好」を強調した。その後、ODA総額が大幅に増えた88年当時の竹下登首相は「中国人民の心へのアピールが主目的」と明言した。だが人民は日本からのODAを知らないから心に伝わるはずがない。

 中国政府がODAのために対日友好を増した証拠は皆無である。逆にODAがさらに巨額になった90年代をみても、「抗日」の名の下に日本への敵意を自国民にあおる共産党政権の宣伝や教育は激しかった。
後文略————-」

 さて、この記事が正しいのかは、解りません。しかし、予想通りの記事でした。でなければ、中国は歴史的に見ても、日本が学んできた国であったはずです。それも、心の文化が伝わって来たのだと思っていす。

 もちろん、日本の文化は、日本で熟成され、日本人にあった形で具現化されたのだとは思いますが、『易』・『書』・『詩』・『礼』・『楽』・『春秋』の六芸(六経)と言われる儒教の経典が基になっていた事は、事実であったろうと思うのです。

 日本が学んできた、中国はどこに行ってしまったのでしょうか。
 
 さぁ、今日も一日元気で過ごしましょう。

 
徒然草 第九十六段 〔原文〕

 めなもみといふ草あり。くちばみにさされたる人、かの草を揉みてつけぬれば、すなはち癒ゆとなん。見知りておくべし。

 

 
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『現代文』

 まず、我流で現代文にしてみましょう。

 『めなもみという草がある。まむしに噛まれた人は、その草を揉んで塗れば治ると言う。覚えておくべきである。』

 

 

『薬』

 『めなもみ』と言うのは、実際にある草で、事典には、

『山野に普通にみられるキク科の一年草。全体に腺毛がある。茎は高さ60~120cm,上部に毛が密生する。葉は卵形で,縁にあらい鋸歯があり,両面に長い毛が密生している。花期は9~10月。茎上部が分枝し,全体として大型の円錐状の花序を作る。花は直径2cmくらいの頭花で,花柄に腺毛がある(イラスト)。総苞片は5枚で開出し,狭いさじ形で柄のある腺毛を有する。花床には小花に対応する鱗片状苞葉があり,これにも腺毛が生えている』(出典:世界大百科事典第2版 株式会社平凡社.)

 とありますが、ここに書かれてあるような薬としては、使われていないようです。

 少し名前が違いますが、ツクシメナモミと言うのが、野生植物[民間療法で利用されている種]の中にありました。
『全草に、血圧効果作用があり、手足の麻痺、発汗、筋骨の痛み、急性肝炎、解毒、皮膚病に用いる。根は、リウマチの痛み、運度の麻痺、頭痛、火傷、こしけに用いる。果実は、回虫駆除に用いる。』
(出典:奄美群島生物資源Webデータベース
http://www.amami.or.jp/kouiki/seibutsusigen/detail_plant/plant_detail_1153.html)

 この中に解毒と言う文字が見えますので、この事を言っているのかも知れません。

 民間療法と言うのも馬鹿にしたものではありません。特に長い間信じられてきた民間療法には、それなりに効果があったから現在に至っているのでしょう。

 私は、何か具合が悪くなった場合、まず専門と思われる病院に行きます。それで、治らない場合は、自分なりの方法で治す努力をするようにしています。

 例えば、打撲か捻挫か骨折の可能性があるかは、外科で見てもらい、レントゲンで原因を確定します。それでも確定できない場合があります。そんな時は、経験に照らし合わせて治す方法を考えます。

 その一つがこのブログでも取り上げましたが、 軟酥(なんそ)の法です。

 なかなか自分のものにするには、手こずるようですが、一旦自分のものに出来ると、 精神的な作用で起こる病には効く事を確信しています。

 確信している理由は、軟酥の法にも書きましたが、自分自身アトピーを克服した経験があるからです。

 この方法が難しい理由は、頭の良い人、繊細な人ほど、頭を使ってイメージしてしまうからでしょう。兎に角頭を空っぽにして、言葉を使って考えないことです。

 例えば、急につねられると、『痛っ!』と声が出ます。でもこの声は、頭で考えて『痛っ!』と音声にしたわけではなく、勝手に発せられます。このように、つねられた原因と『痛っ!』と言う間の感覚を研ぎ澄ますのです。

 前にも書いていますが、半身浴をして汗が流れるのを皮膚で感じる事が出来たら、軟酥の法に、かなり近づいたと思います。

 これが民間療法と言えるのかどうかは、解りません。

 私は、今足の親指と、手首の小さな骨が折れたままです、両手の肘も関節遊離体(関節鼠あるいはネズミ)で、何かの拍子に痛くなることがあります。こんな場合は、手術をしないと治りません。

 民間療法で治るものと、治らないものは、明確に分けた方が良いと思います。

 眉唾物まゆつばものの民間療法もあります。いわゆる迷信の類です。

 歯が抜けた時、上の乳歯が抜けた時は、床下に置いたり、下の乳歯の場合は屋根の上へ投げるって聞いたことがありませんか。次に生えてくる永久歯が置いたり投げたりした方向に生えてくると言われていました。実際私も屋根に投げた事があります。

 今では、西洋医学と東洋医学の、良い所を合わせて研究されている、お医者さんもいますが、少し前までは、漢方は、西洋医学から言う、民間療法の類だったと思います。西洋医学のお医者さんが勉強した事と、違うアプローチの仕方ですから、気持ちは分かります。

 私は、西洋医学の良い所もあるし、東洋医学の良い所もあると思っています。それでも、未だに外科に行って、カイロプラクティックの話をすると、鼻で笑われてしまうのが現実です。困ったものです。

 人は専門の勉強をすればするほど、知識が深くなればなるほど、視野が狭くなるようです。一時的には、没頭するべきだとは思います。でなければ、身に付かないと思います。

 これも、人によると思いますが、常人の場合は、何かに打ち込む事で得られる事も、もしかしたら、天才に勝るような能力を、身に付ける事ができるかも知れません。

 しかし、身に付けた後は、他の分野にも目を向け、自分の専門知識に生かせれば、なお、良いと思います。

 それから、『めなもみ』ではありませんが、『サツマイモ』は、私には民間療法の域を越えて、無くてはならない、薬です。

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