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文武両道のために・・・・『徒然草』を読んで見る。【205】

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 今日の文字は『拷問ごうもん』です。書体は行書です。今日読んで見ようと思う、『徒然草 第二百四段』を読んで見て、感じた文字です。

原文 現代文を見る 拷問

 

☆『ワタミ創業者の自民・渡辺美樹氏が参院選不出馬、政権批判も』
(株式会社 産経デジタル 2019/02/13 10:13)

 【自民党の渡辺美樹参院議員(比例代表)は13日午前、改選を迎える夏の参院選に出馬せず、政界を引退する意向を表明した。平成25年の初当選時に公約した「財政再建」と「原発ゼロ」が進まず、議員を続けても実現できる見通しがないことを理由に挙げた。

 渡辺氏は外食チェーン大手の「ワタミ」創業者で当選1回。国会内で記者会見し、「経済成長なくして財政健全化なし」との安倍晋三政権の方針について「経済成長しなかったら国は破産してよいのか。そんな崖っぷちの経営をすべきではない」と苦言を呈した。「私は経営者であり、売り上げが増えなくても潰さない会社をつくるのが社員や株主のためだ」とも語った。

 また、党財務金融部会で日銀の金融政策の「出口戦略」に関する議論を試みた際に「党と官邸の意向で止められた」とし、「『財政再建には触れさせない』という強い意思がある」と主張した。「経営は少ないお金でたくさんのことをやった人が評価される。永田町では予算をたくさん使っている方がよく、経営とはかなり感覚が違う」とも強調した。

 自身の6年間の議員活動については「0点。何1つ実績を残せなかった」と語った。】

 別にこの渡辺美樹さんと面識がある分けでもないのですが、この記事の

『経済成長しなかったら国は破産してよいのか。そんな崖っぷちの経営をすべきではない』
 また、
『私は経営者であり、売り上げが増えなくても潰さない会社をつくるのが社員や株主のためだ』
 に共感する部分があったからです。

 そして、この人が『原発ゼロ』を掲げていた事は知らなかったのですが、私も、今、人類が処理の出来ない原発をまだ進めようとする姿勢には、電気会社を含めて考え直すべきだと思っています。
 
 さぁ、今日も一日元気で過ごしましょう。

 
徒然草 第二百四段 〔原文〕

 犯人をしもとにて打つ時は、拷器によせてひつくるなり。拷器の様も、よする作法も、今はわきまへ知れる人なしとぞ。 

 
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『現代文』

『犯罪者をしもとで打つときは、拷問に用いる道具に近づけ結わえつける。拷問に用いる道具も、近づける方法も、今は詳しく知る人はいないと言われる。』

 

 

『拷問』

 ここの所、兼好法師のメモ書きが続いています。今は詳しく知る人はいないと書かれていますが、これも、誰に聞いたのか、何時、聞いたのかも定かではありません。

 推測の域を出ませんが、鎌倉時代の末期では、拷問と言う罰則はなかったのでしょうか。

 しかし、「明治時代になってからも、1870年(明治3)制定の新律綱領は訊杖による拷問を定め、73年制定の断獄則例は拷問具として算板(そろばん)を追加した。翌年制定の改定律例は「凡(およ)ソ罪ヲ断ズルハ口供結案ニ依(よ)ル」と定めた。当時、拷問制度に対する反対論が強く、政府は76年に、前記の改定律例の規定を「凡ソ罪ヲ断ズルハ証ニ依ル」と改めた。しかし、拷問そのものを禁止しなかったので、拷問は依然そのあとを絶たなかったが、79年に拷問に関する規定はすべて削除され、制度上、拷問は消滅した。[石井良助](引用:日本大百科全書 小学館.)

 そして、時代劇では、概ね捕まえると、自白を強要するため、縛り付けて高い所からつるして、棒や鞭で叩いてる様子が映像として記憶にあります。

 また、縛り付けたうえ、正座をさせ、その腿の上に石を積み上げているのも見ます。

 現在では、法律上では禁止されているとはいえ、冤罪の多くは自白の強要から来るものと思われますが、これは拷問には当たらないのでしょうか。

 ちなみに、しもとと言うのはむちの事です。と、知っているかのように書きましたが、これも辞書を調べて知りました。

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