小学校五年生で習う、193字の内の5つの漢字を書いています。漢字は2020年度施行の学習指導要領に対応しています。
表示は左端が対象漢字、続いてカタカナは音読み、平仮名は訓読み、画数、部首の順です。そして、ことわざ・故事・文章などから一つを選んでその漢字の使われ方を示す事にしました。
86. [師][シ][画数:10画][部首:巾]
『経験は愚か者の師』
私は愚か者なのでしょうか、体験をして見る事が一番身につくと考えています。もちろん体験と言う一過性のものから、経験に昇華しなければ役に立たないとは思います。
愚か者とレッテルを貼られている者だけではなく、出来る人も経験に勝る師はないと思っています。座学や理論だけに偏重することのないようしたいと思います。
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87. [資][シ][画数:13画][部首:貝]
『天資英明』
世の中にはそんな人がいると思います。生まれながらに才能豊かで知恵のある人が確かにいます。
私の友人の中にもそんな人がいました。
しかし、大半は私のような凡人ではないかと思うのです。だからこそ、継続して何かに取り組む事が大切だと思っています。やっていれば、そのうち何とかなると思います。
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88. [飼][シ][か-う][画数:13画][部首:飠]
『子供は教え殺せ 馬は飼い殺せ』
凄い言葉ですね。殺せとまでは言えないにしても、尽くすと言う言葉や馴らすに変えてはどうでしょう。
「子供は教え尽くせ、馬は飼い馴らせ」だと腑に落ちるかも知れません。
最近は子供の自主性を重んじる傾向にありますが、人間が社会あっての存在であれば、まず教育して人間として悖る事のないよう教育すべきだと思います。
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89. [示][シ][ジ][しめ-す][画数:5画][部首:示]
『自己暗示』
自分で洗脳するのと同じような思い込みをする事です。ある部分では、物事に負けそうな時、あるいは大切な事柄に立ち向かおうとするとき、自分を鼓舞する為、人はなんらかの方法で自己暗示をかけているのかも知れません。
例えば、ラグビーで有名な、ハカ(Haka)と言う、ニュージーランドのマオリ族の民族舞踊、ムエタイにおけるワイクルー(試合の前に行う儀式)、またゴルフや野球などに見られるその人独特のルーチンもその一つかも知れません。
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90. [似][ジ][に-る][画数:7画][部首:亻]
『下手の考え休むに似たり』
下手でなくても、人間は考えても仕方のない事を、くよくよと思い悩むものだと思っています。
私は、人間が考えるというのは、自分が持っている知識や体験、あるいは経験を元にしか考える事が出来ないと思っています。
もちろん脳の構造から、川喜多二郎氏のKJ法や中山正和氏のNM法などのように、問題解決の糸口を見つける事も出来ると思いますが、これも複数の人の力を借ります。
三人寄れば文殊の知恵と言うではありませんか。
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