学校で習う漢字三体字典【小学五年生編】Part167

 小学校五年生で習う、193字の内の3つの漢字を書いています。これで小学校5年生で習う漢字は全て書きました。漢字は2020年度施行の学習指導要領に対応しています。

 表示は左端が対象漢字、続いてカタカナは音読み、平仮名は訓読み、画数、部首の順です。そして、ことわざ・故事・文章などから一つを選んでその漢字の使われ方を示す事にしました。

191. [留][リュウ][ ル][と-める][と-まる][画数:10画][部首:田]

豹死留皮ひょうしりゅうひ

 動物は死んでも皮を残します。人間の場合には、生きている時に功績をあげて、死んでもその功績が長く伝えられるでしょう。そんな人生を送る人は人間の中の一握りでしょう。
 別に名前が遺らなくても、一生懸命に人生を謳歌して、一度きりの人生を生き切れば良いと思います。ただし、人に迷惑をかけないよう。

楷書 行書 草書

192. [領][リョウ][画数:14画][部首:頁]

領袖りょうしゅう

 なぜ、人の上に立つ人、あるいは主だった人の事を「領袖りょうしゅう」と呼ぶのでしょう。ちょっと知りたくなって、調べて見ました。「領」はえり、そして「袖」はそでの事です。どちらも目立つと言う事でこの言葉が出来たようです。普通「えり」と言うと、「襟・衿」を使うと思うのですが、「領」も「えり」と読むのですね。
 それにしても、今の「領袖りょうしゅう」と呼ばれる人は、目立ちはしますが、内容が目立ちませんね・・・、言い過ぎですか。

楷書 行書 草書

193. [歴][レキ][画数:14画][部首:止

『歴史は繰り返す』

 時々、ふと、昔そう言う事があったと思う事もあります。しかし、歴史が繰り返すと言える人は、やはり歴史の勉強をしている人でなければ言えません。
 「温故知新」と言われるように、昔の事から学べる事は、いっぱいあるとは思います。
 さて、現在は未来に向けて、どんな昔を参考にすれば良いのでしょう。

楷書 行書 草書
覚 書

 現在小学生編として、2020年度施行の学習指導要領に対応した漢字を、楷書・行書・草書と三体の文字を毛筆で書いています。初めに部首と書いていますが、通常呼ばれている読み方ではないと思われたと思います。

 そこで、一般ではどんな読み方をされているのか一覧にしてみました。

 今回は、小学五年生の文字の191.~195.の部首を取り上げていますが、日本では部首の正式な名称は決まってないようです。辞書によって統一されていないのが現状です。

部首 部首名称 (読み方) 部首通称

  1. 【留】田部(でんぶ)・た・たへん
  2. 【領】頁部(けつぶ)・おおがい
  3. 【歴】止部(しぶ)・とめる・とめへん

 ・・・・つづく。