心
『型』....<2/6>
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[武術的要素]

1) 目付
①攻防の目的を直視することで、後述の仮想敵に対する集中力
②正中線への意識
2) 運足
①攻防に応じて身体を運ぶこと、あるいは体を捌くこと
3) 居着
①動作の間隙におこる身体の居着きと心の居着きを制御する(後述不動智)
4) 極め
①標的(当たる位置)を超えた後に極めがあり、極めと残心が同時に起こり、その時の体のバランスのとり方と肘・膝など関節の保護
②標的を極めの前(約20cm)前の通過点に設定することにより威力の減速を防ぐ。

[精神的要素]

1) 礼儀
①様式の励行により礼儀を身につける
2) 一心
①型の初めから終りまで、他に心を動かさない
②集中力の強化
3) 無心
①一心から無心に至り、髓心を得る


では、どうすれば、原則における「無心の前の一心」になることができるのでしょう。基本でもあり、極意でもあるのが「かた」であるといいましたが、まさに「かた」の仕方にこそ重要な鍵が隠されています。

そこで、「型」はいかに習得すれば良いのかを具体的に順を追って説明していきましょう。


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