今日の文字は『臨終』です。書体は行書です。今日読んで見ようと思う、『徒然草 第百四十三段』を読んで見て、感じた文字です。
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臨終
★『体操、塚原夫妻の職務停止解除 日本協会、パワハラ認めず』
(共同通信 2018年12月10日 21時53分)
「日本体操協会は10日、宮川紗江選手(高須クリニック)に対するパワハラ行為が認められなかったとして、塚原千恵子女子強化本部長と塚原光男副会長に科していた一時職務停止を解除したと発表した。
問題を調査した第三者委員会は、塚原夫妻に「配慮に欠け不適切な点が多々あった」としながら、懲罰の対象となり得る行為があったとは言えないと結論づけた。
2016年リオデジャネイロ五輪女子代表の宮川選手は8月の記者会見で、速見佑斗コーチの暴力指導の問題に端を発して塚原夫妻から「五輪に出られなくなる」などと圧力を受けたと告発した。塚原夫妻は主張の一部を否定していた。」
このニュース、テレビでもやっていたようですが、見ていませんでした。あまり興味は無かったのですが、「パワハラ」と言うのは立証するのが難しいようですが、それでは、この問題を公にした、宮川選手についてはどうなるのでしょう。今度はそれが問題になるでしょうね。
今年はスポーツ界、相撲も含めて、色々な事がマスコミのネタになったようです。マスコミからの情報が正しいのかどうかも、よく分からなくなっています。
マスコミは、感情論ではなく、起こった事を詳細に調べて視聴者に流せば、視聴率も稼げると思うのですが、コメンテーターの主観などまったく必要とは思えません。
さぁ、今日も一日元気で過ごしましょう。
徒然草 第百四十三段 〔原文〕
人の終焉の有樣のいみじかりし事など、人の語るを聞くに、たゞ、「靜かにして亂れず」といはば心にくかるべきを、愚かなる人は、怪しく異なる相を語りつけ、いひし言葉も、擧止も、おのれが好む方に譽めなすこそ、その人の日ごろの本意にもあらずやと覺ゆれ。
この大事は、權化の人も定むべからず。博學の士も計るべからず。おのれ違ふ所なくば、人の見聞くにはよるべからず。