文武両道のために・・・・『徒然草』を読んで見る。【240】

 今日の文字は『婁宿ろうしゅく』です。書体は草書です。今日読んで見ようと思う、『徒然草 第二百三十九段』を読んで見て、感じた文字です。

原文 現代文を見る 婁宿

 

☆『日ロ平和条約「双方には本質的食い違い」ロシア外務次官』
(朝日新聞デジタル 2019/03/22 01:06)

 「外務省の森健良外務審議官とロシアのモルグロフ外務次官は21日、モスクワで日ロ平和条約締結について交渉した。冒頭でモルグロフ氏は「我々は協議の入り口にいるにすぎず、双方には本質的な食い違いがあると言わざるを得ない」と指摘。交渉の進展は難しい。

 森氏とモルグロフ氏は、安倍晋三首相とプーチン大統領から実務的な交渉担当者に指名され、今回の交渉が3回目。森氏は終了後、前回の交渉の論点を持ち帰って検討した結果を伝え、議論したことを記者団に明らかにした。そのうえで森氏は「難しい問題が多々ある」としつつも、「若干の進展を見た部分もあった」とも語った。」

 今から、54年前になると思っていますが、ロシアになる前のソビエト社会主義共和国連邦に1ヵ月ほど滞在した事がありました。

 どこの国の人もそうだと思いますが、個人的には、明るくて親切な国民性だった記憶があります。

 出来れば、早い時期に平和条約を締結して、双方が共に発展するような国になってほしいと願います。 
 
 
 さぁ、今日も一日元気で過ごしましょう。

 
徒然草 第二百三十九段 〔原文〕

八月はつき十五日、九月ながつき十三日は、婁宿ろうしゅくなり。この宿、晴明せいめいなる故に、月をもてあそぶに良夜りょうやとす。

 

『現代文』

『八月十五日、九月十三日は、婁宿ろうしゅくの日である。この宿は、清く明らかなので、月を興じ楽しむのに良い夜とになる。』

 

 

婁宿ろうしゅく

 「二十八宿の婁ろう宿の和名。牡羊座の三星から成る。」(出典:大辞林第三版 三省堂.)

 読み方は、「たたらぼし」とも読むようです。

 二十八宿(にじゅうはっしゅく)とは、天球を、28のエリア(星宿)に不均等分割したもの。二十八舎(にじゅうはっしゃ)ともいう。またその区分の基準となった天の赤道付近の28の星座(中国では星官・天官といった)のこと。中国の天文学・占星術で用いられた。江戸時代には二十八宿を含む多くの出版物が出され、当時は天文、暦、風俗が一体になっていたことが、多くの古文書から読み取れる。

28という数字は、月の任意の恒星に対する公転周期(恒星月)である27.32日に由来すると考えられ、1日の間に、月は1つのエリアを通過すると仮定している。」
(出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』)

 占星術の中で婁宿ろうしゅくの日があって、その日は縁起の良い日なのでしょう。

 今回も、兼好法師の覚書に過ぎない記述であると思います。