今日の文字は『瞬時』です。瞬く間とも言います。書体は行書です。今日読んで見ようと思う、『徒然草 第百八段』を読んで見て、感じた文字です。
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瞬時
☆【提案】<<<議員>>>
随分前から、選挙に行くたびに思います。まったく人柄も解らない人に投票すると言うのも、国民の義務なのでしょうか。
組織票にしても、その組織に加入している人の何割が、立候補者について、自分たちの国を任せる事の出来る資質かどうか、分っているのでしょうか。
それで、色々思案をして、選挙制度などを考えて見ましたが、隣の人も解らないのに、代議員を選べるわけもありませんし、そんな資格もないと思いました。
一つの提案ですが、4年制でも何年制でも構いませんから、議員を育成する学校を建て、その学校を卒業しないと、地方議員であろうと国会議員であろうと、立候補できない仕組みにしてはどうかと思いました。
そして、選挙の時には、その人のその学校における活動を、入学時から卒業まで、成績も含めて、詳細に一覧表にして公開し、そのデータによって投票基準を国民が決めるというのは、如何でしょうか。
この学校は、全て税金で賄い、入学金から授業料まで全て無料にして、国民の為の政治家を育てると言うのはどうですか。
また、人の為に働こうと決心した人が、立候補するのに、お金がかかると言うのも、必要なくなると思います。この学校を卒業して、国の為に働こうと思える人が立候補するのに、お金を用意する必要性も感じられません。
もちろん、中退した人、卒業しても議員になりたくないなど、色々詳細については、決めなければなりませんが、すくなくとも、誰が見ても『アホ』と思える人や、人間として悖るような議員や大臣を生む可能性は少なくなると思うのですが。
朝からまた、ぼやいてしまいました。
さぁ、今日も一日元気で過ごしましょう。
徒然草 第百八段 〔原文〕
寸陰惜しむ人なし。これよく知れるか、愚かなるか。愚かにして怠る人の爲にいはば、一錢輕しといへども、これを累ぬれば、貧しき人を富める人となす。されば、商人の一錢を惜しむ心、切なり。刹那覺えずといへども、これを運びてやまざれば、命を終ふる期、忽ちに到る。
されば、道人は、遠く日月を惜しむべからず。ただ今の一念、空しく過ぐることを惜しむべし。もし人來りて、わが命、明日は必ず失はるべしと告げ知らせたらんに、今日の暮るゝ間、何事をか頼み、何事をか營まむ。我等が生ける今日の日、何ぞその時節に異ならん。一日のうちに、飮食・便利・睡眠・言語・行歩、止む事を得ずして、多くの時を失ふ。その餘りの暇、いくばくならぬうちに無益の事をなし、無益の事を言ひ、無益の事を思惟して、時を移すのみならず、日を消し、月をわたりて、一生をおくる、最も愚かなり。
謝靈運は法華の筆受なりしかども、心、常に風雲の思ひを觀ぜしかば、慧遠・白蓮の交はりをゆるさざりき。しばらくもこれなき時は、死人に同じ。光陰何のためにか惜しむとならば、内に思慮なく、外に世事なくして、止まむ人は止み、修せむ人は修せよとなり。