今日の文字は『熟練』です。よく熟練者の事を匠などと言います。書体は行書です。今日読んで見ようと思う、『徒然草 第百二段』を読んで見て、感じた文字です。
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熟練
★「禅 ZEN 大本山總持寺へ」
NHKG10月31日(水曜日)午後8時15分~午後8時43分
【ゲスト】SHIHO,【司会】爆笑問題(太田光・田中裕二),【出演】サヘル・ローズ,【語り】木村昴,島本須美
まず、ナレーションの『そうどうしゅう』に引っかかりました。私は曹洞宗と、『洞』は、濁らない読み方で覚えていました。
夜中に気になって、ネットですが、どの辞書も『そうとうしゅう』とありました。
天下のNHKが間違う分けはないと思い、そうとも言うのかな、と思いましたが、私は『そうとうしゅう』と覚えておくことにします。
大本山總持寺で修行をしている、外国の人に、SHIHOさんが『なぜここにいるのですか』と訊ねる場面があったのですが、その修行僧は、すかさず『あなたは、なぜ女性ですか』と問いに対して問いで返しました。
これを、間、髪を容れず、太田光さんが『禅問答が始まった』と合いの手を入れました。
太田光さんは、お笑いの人ですから、人を笑わせるのがお仕事です。しかし、間違った合いの手は、場を混乱に陥れます。
これは、『禅問答』でも何でもありません。売り言葉に買い言葉と言われても仕方がない、返答です。修行僧と言えども外国の方ですから、会話は上手くないのかも知れませんが、問いを問いで返すような非礼なやりとりを、この總持寺で学んでいるとしたら、計5年も修行した甲斐がありません。
太田光さんは、相手をいじるのは、職業柄仕方がないのかも知れませんが、少なくとも、座禅をしている時ぐらい、隣の田中裕二さんのように姿勢を正してほしかったと思いました。それとも、身体のどこかが悪いのでしょうか。お医者さんに行った方が良いと思ってしまいました。
最後に、案内役の僧侶に『悟りとは』とSHIHOさんが聞くと、『覚悟』と答えました。また『坐禅の姿』とも言いました。
お釈迦様の伝えたかった、『禅』は、どこに行ってしまったのでしょうか。
さぁ、今日も一日元気で過ごしましょう。
徒然草 第百二段 〔原文〕
尹大納言光忠卿、追儺の上卿を務められけるに、洞院右大臣殿に次第を申し請けられければ、「又五郎男を師とするより外の才覺候はじ」とぞ宣ひける。かの又五郎は、老いたる衞士の、よく公事に馴れたる者にてぞありける。近衞殿 著陣したまひける時、膝突を忘れて、外記を召されければ、火たきて候ひけるが、「まづ膝突をめさるべくや候らん」と、忍びやかに呟きける、いとをかしかりけり。