今日の文字は『赤舌日』です。現在では、赤口と言われるのが一般的でしょう。先勝・友引・先負・仏滅・大安・赤口と並べるとわかると思います。書体は行書です。今日読んで見ようと思う、『徒然草 第九十一段』を読んで見て、感じた文字です。
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赤舌日
★『「金スマ」若年性アルツハイマー型認知症特集に反響』
(ザテレビジョン2018/10/21 06:00)
「10月19日に放送された「中居正広の金曜日のスマイルたちへ」(TBS系)で、認知症患者と家族に密着。スタジオゲストのムロツヨシが「皆さんの受け入れての行動が」と支え合う家族に感心する場面があった。
金スマ「気になる病」として、若年性アルツハイマー型認知症をテーマにした今回の放送。」
ドラマはともかく、私などはもう若年性では無い事は、百も承知ですが、病気の中で一番避けたいのは、この認知症です。
アルツハイマー型であろうが、レビー小体型認知症、血管性認知症であろうが、一番回りの人に迷惑をかけてしまいます。
今現在、こんな家族を抱えて、毎日奮闘している人もいると思いますが、何とも慰めようもありません。ただただ、自分まで病気にならないよう祈るばかりです。
私の場合は、母が多分軽度とは思いますが、認知症だったと思います。その頃は父と母二人で生活し、私は月一位で家に泊まっていましたが、それはもう大変でした。父は、一日だけ家出をしたこともありました。生活に疲れたのでしょうね。
運よく父は、倒れたその日まで、頭も体もしっかりしていました。私も父の様な最後を迎えたいと思っています。
しかし、ニュースでみると2025年には、5人に1人がなると言われています。可能性がないとは言えないのが現実です。
他に何も困ってはいませんが、認知症だけは避けたいと思いながら、できるだけ、頭と体を使うようにしています。
さぁ、今日も一日元気で過ごしましょう。
徒然草 第九十一段 〔原文〕
赤舌日といふ事、陰陽道には沙汰なき事なり。昔の人これを忌まず。この頃、何者の言ひ出でて忌み始めけるにか、この日ある事、末通らずといひて、その日言ひたりしこと、爲たりし事、叶はず、得たりし物は失ひつ、企てたりし事成らずといふ、愚かなり。吉日を選びてなしたるわざの、末通らぬを數へて見んも、亦等しかるべし。
その故は、無常變易の境、ありと見るものも存せず、始めあることも終りなし。志は遂げず。望みは絶えず。人の心不定なり。ものみな幻化なり。何事かしばらくも住する。この理を知らざるなり。「吉日に惡をなすに、必ず凶なり。惡日に善を行ふに、かならず吉なり」といへり。吉凶は人によりて、日によらず。