今日の文字は『頭』です。「頭隠して尻隠さず」の頭です。書体は行書です。今日読んで見ようと思う、『徒然草 第九十段』を読んで見て、感じた文字です。
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頭
★『女流ホープ、前王位が禁じ手 将棋界29年ぶり4度目の2日連続反則負け』(スポーツ報知/報知新聞社 2018/10/20 06:01)
「将棋の第30期女流王位戦予選2回戦の武富礼衣女流初段(19)対石本さくら女流初段(19)戦が19日、大阪市福島区の関西将棋会館で行われ、武富女流初段が禁じ手の「二歩」を指し、反則負けした。18日には同所で行われた順位戦B級1組の対局で前王位の菅井竜也七段(26)が角を相手の駒を飛び越した升目まで移動させて反則負け。反則が2日連続で起きる超異例の事態となった。」
将棋は初段と言っても、素人初段とプロの初段では、雲泥の差があると聞きます。「二歩」と言うのは、私でも反則と知っていました。
余程、没頭しないと、指せない「二歩」ですね。余程緊張していたのか、没頭していたのか、それとも、ボーとしていたのか・・・・。
★沢田研二さんの、さいたまスーパーアリーナ公演中止で、マスコミやコメンテーターは、擁護の言葉が多かったですね。
中には、アーティストは、わがままで良いんですよ。と言っていた人がいました。沢田研二さんがアーティストかどうかは、解りませんが、私と同年代の人がとった行動としては、ちょっと、常識はずれの行動だと思います。
彼が、会見で「僕にも意地があります」とニュースには書かれてありましたが、意地を通せる環境にある事を忘れない事でしょうね。中には、意地を通せず、我慢をしている人達の多い世の中です。
こんな意地を通せる人は、生活に余裕があるからできると言う事、そして、その余裕は、今まで支えてくれた、ファンとテレビ局やマスコミが作ってくれたことを感謝していれば、勝手な行動は、意地ではなく、経済力を盾に、わがままを通しているだけに見えます。
今日もまた、愚痴を言ってしまいました。やっぱり歳ですかね。
さぁ、今日も一日元気で過ごしましょう。
徒然草 第九十段 〔原文〕
大納言法印の召し使ひし乙鶴丸、やすら殿といふ者を知りて、常にゆき通ひしに、ある時出でて歸り來たるを、法印、「いづくへ行きつるぞ」と問ひしかば、「やすら殿の許罷りて候」と言ふ。「そのやすら殿は、男か法師か」とまた問はれて、袖かき合せて、「いかゞ候ふらん。頭をば見候はず」と答へ申しき。
などか、頭ばかりの見えざりけん。