今日の文字は『根源こんげん』です。書体は行書です。今日読んで見ようと思う、『徒然草　第二百二十五段』を読んで見て、感じた文字です。

原文 現代文を見る 根源

 

☆『トランプ大統領、ミサイル施設復旧事実なら「キム氏にかなり失望」』
（REUTERS 2019/03/07 06:47）

　「［ワシントン　６日　ロイター］ – トランプ米大統領は６日、北朝鮮のミサイル施設に一部復旧の兆候があるなどと伝えた各種報道が事実なら、金正恩（キム・ジョンウン）朝鮮労働党委員長への失望は大きいとの認識を示した。

トランプ氏は、北朝鮮が合意に違反しているかとの記者団の問いに「実際にそうなら非常に残念だ」と発言。さらに「極めて初期段階の報道で、判断するのは時期尚早。様子を見たい」と語った。「（報道が事実なら）金委員長にはとても、とても失望するだろうが、そうはならないと思う。最終的には解決されるだろう」とも述べた。

先週の米朝首脳会談は物別れに終わったが、トランプ氏は「非常に厄介な問題があった。問題を解決する必要がある」と述べた。金委員長を念頭に置いたのか、「関係は良好だ」と付け加えた。

聯合ニュースによると、韓国の情報機関、国家情報院（ＮＩＳ）は、北朝鮮が昨年解体を開始した東倉里の西海（ソヘ）ミサイル発射施設の一部に復旧の兆候があることを確認した。[nL3N20S4AN]

これについて、米政府筋は復旧活動が米朝首脳会談前に始まった可能性が高いとの見方を示した。ボルトン大統領補佐官（国家安全保障問題担当）は、北朝鮮が非核化に向け動かなければ、制裁強化を検討する考えを示している。[nL3N20T0N5]」

　かなり、北朝鮮は難しい局面を迎えているように思います。

　株式会社 産経デジタル（ 2019/03/06 18:49）では、「前略—–国情院は、北朝鮮が１０日間となった外遊による金氏の長期不在中にクーデターが起きる可能性を徹底的に取り除く措置も取っていたとみている。飛行場の使用禁止や軍事訓練の全面中断のほか、銃器の使用禁止措置まで取られたという。」の記事がありました。

　どうも国内外ともに窮地に追い込まれていると思われます。窮鼠猫を噛むような行動に出ないよう望みます。そして、その対処も日本は考えないといけないのではないでしょうか。

　最近の国会を覗いていると、まったくそんな緊張感が見られません。大丈夫でしょうか。　
　
　さぁ、今日も一日元気で過ごしましょう。

『現代文』

『多久資おおのひさすけが言うのは、通憲入道が、舞の手の形の中で、興味のあるものを選んで、磯の禅師という女に教えて舞わせた。白い狩衣かりぎぬを簡略にした衣服に、鍔つばのない短刀を差させ、烏帽子を被らせ男舞といった。禅師の娘、静がこの芸を引き継いだ。これが白拍子の起源である。仏神の由緒や縁起を歌う。その後、源光行が、多く作詞した。後鳥羽院の御作ぎょさくもある。亀菊に教えられたと言う事である。』

 

『根源』

　まず、白拍子と言う事が分かりませんので、調べて見ました。

【白拍子】

(1) （「素拍子」とも書く）雅楽の拍子の名。笏拍子（さくほうし）だけで歌うもの。
(2) 平安末期に起こった歌舞。また、それを業とする遊女。最初、直垂（ひたたれ）・立烏帽子（たてえぼし）に白鞘巻（しらさやまき）の刀を差した男装で今様などを歌いつつ舞ったが、のち殿上人・童児・遊僧なども舞うようになった。また、曲舞（くせまい）を通して能楽にも影響を与え、女舞・女猿楽・女歌舞伎に芸系を伝えた。
(3) 舞妓。芸妓。
(4) 近世、遊女のこと。
（出典 ：大辞林　三省堂.）

 

　亀菊と言うのは、「もと白拍子で、後鳥羽上皇の寵姫となる。その所領の地頭停廃をめぐって、幕府と院側が対立、承久の乱の一因となったとされる。生没年未詳。」（出典：大辞林第三版　三省堂.）

　ここに「もと白拍子」とありますから、少し認識のずれがあるようです。

　兼好法師がなぜ徒然草にこの事を書き記したのか分かりませんが、「白拍子」と言葉が出てきたら、そう言う意味だと思う事にします。

　一つの蘊蓄うんちくでしょうか。私は蘊蓄うんちくと言うよりも、「へえ～」と思う程度のものでした。