学校で習う漢字三体字典【小学三年生編】Part63

 小学校三年生で習う、200字の内の5つの漢字を書いています。漢字は2020年度施行の学習指導要領に対応しています。

 表示は左端が対象漢字、続いてカタカナは音読み、平仮名は訓読み、画数、部首の順です。そして、ことわざ・故事・文章などから一つを選んでその漢字の使われ方を示す事にしました。

71.[][シキ][画数:6画][部首:弋]
『方程

楷書 行書 草書

72.[][ジツ][み][みの-る][画数:8画][部首:宀]
るほど頭の下がる稲穂かな』
 実際には逆の人が多いです。人にへつらったり、必要以上に卑屈になる必要もありませんが、人を見下す根拠が見当たりません。

楷書 行書 草書

73.[][シャ][うつ-す][うつ-る][画数:5画][部首:冖]
『十遍読むより一遍せ』
 他にもよく似た例えがありますね。「案ずるより産むが易し」とか、「百聞は一見に如かず」が思い当たります。
 しかし、この『十遍読むより一遍せ』は、また少しニュアンスが違うような気がします。「論語読みの論語知らず」とも言いますから、物事を習得するには、よく理解すると言う事が大切なのだと思います。

楷書 行書 草書

74.[][シャ][もの][画数:8画][部首:耂]
『志あるは事ついに成る』
 「やろうという志がしっかりしていさえすれば、たとえ障害があってもなしとげることができるものである。」【出典:大辞林第三版 三省堂.】

楷書 行書 草書

75.[][シュ][ ス][ぬし][おも][画数:5画][部首:丶]
『亭は達者で留守が良い』
 ん・・・・。

楷書 行書 草書
覚 書

 現在小学生編として、2020年度施行の学習指導要領に対応した漢字を、楷書・行書・草書と三体の文字を毛筆で書いていますが、初めに部首と書いていますが、通常呼ばれている読み方ではないと思われたと思います。

 そこで、一般ではどんな読み方をされているのか一覧にしてみました。

 今回は、小学三年生の文字の71.~75.の部首を取り上げていますが、日本では部首の正式な名称は決まってないようです。辞書によって統一されていないのが現状です。

部首 部首名称 (読み方) 部首通称

  1. 【式】弋部(よくぶ)・ヨク・しきがまえ
  2. 【実】宀部(べんぶ)・うかんむり
  3. 【写】冖部(べきぶ)・わかんむり・べきかんむり
  4. 【者】老部(ろうぶ・おいる・おいかんむり・おいがしら
  5. 【主】丶部(ちゅぶ)・てん

 ・・・・つづく。