学校で習う漢字三体字典【小学五年生編】Part137

 小学校五年生で習う、193字の内の5つの漢字を書いています。漢字は2020年度施行の学習指導要領に対応しています。

 表示は左端が対象漢字、続いてカタカナは音読み、平仮名は訓読み、画数、部首の順です。そして、ことわざ・故事・文章などから一つを選んでその漢字の使われ方を示す事にしました。

41. [][キョ][ゆる-す][画数:11画][部首:言]

『商人の嘘は神もおし』

 「そんな事はないやろ」と言いたくなります。商人であろうがなかろうが、嘘が通る世の中にしない方が、住みやすいと思います。もし、そんな神様がいるとしたら、その神様の信用がなくなると思うのですが

楷書 行書 草書

42. [][キョウ][ ケイ][さかい][画数:14画][部首:土]

漸入ぜんにゅうかきょう

 「ようやく佳境に入る」と読めますが、話しが上手な人の話は、次第に引き付けられるように興味が高まり、気が付くと、すっかり話に聞き入ってしまう事があります。
 講談師や浪曲などを聞いていると上手だな、と思う事があります。

楷書 行書 草書

43. [][キン][画数:7画][部首:土]

『機会等』

 この言葉は、色々な場面で使われます。外交問題でも、教育の場でも、そして就職活動でも。
 確かに機会は均等であっても、その評価は均等と言う分けにはいかないのが、現実のようです。

楷書 行書 草書

44. [][キン][画数:13画][部首:示]

『女人制』

 この女人禁制の場所は、至る所にありました。今でもあるでしょう。長い歴史の中で、何の疑問も感じずに受け入れて来たのでしょう。
 色々な説があります。宗教的な問題、あるいは男性と女性の性差、または差別的な要素など、さも正しいようなことわりをつけて。
 私は女性蔑視の思想でもなく、かと言って女性崇拝の気持ちもありません。しかし、すべての人、男女を問わず平等かと言うと、違うと思っています。
 それぞれに特徴のあるのが人間だと思いますから、個別にその人の特徴により区別しても良いと思っています。

楷書 行書 草書

45. [][ク][画数:5画][部首:口]

読点くとうてん

 文章を解りやすくするために、「、」や「。」を文章につけます。時には、「・」「?」「!」などの補助符号を含めて言う事もあります。
 特に正式に決まっている分けではないと思いますが、私が文章を書く上で注意しているのは、特に会社で文章を書く場合、この補助符号は使わないようにしました。
 そして、20文字前後で「、」を打ち、一塊の文章の最後に「。」を打っています。適当ですが・・・・。
 正式にと言うのかは分かりませんが、「もう悩まない!句読点の正しい使い方とルールを覚えて文章を見やすくする」と言うホームページがありましたので、下記にURLを掲載しておきます。
 『https://prowriters.jp/blog/20』(pro writers 編集部)。

楷書 行書 草書
覚 書

 現在小学生編として、2020年度施行の学習指導要領に対応した漢字を、楷書・行書・草書と三体の文字を毛筆で書いていますが、初めに部首と書いていますが、通常呼ばれている読み方ではないと思われたと思います。

 そこで、一般ではどんな読み方をされているのか一覧にしてみました。

 今回は、小学五年生の文字の41.~45.の部首を取り上げていますが、日本では部首の正式な名称は決まってないようです。辞書によって統一されていないのが現状です。

部首 部首名称 (読み方) 部首通称

  1. 【許】言部(げんぶ)・ことば・ゲン・ごんべん
  2. 【境】土部(どぶ)・つち・つちへん
  3. 【均】土部(どぶ)・つち・つちへん
  4. 【禁】示部(しぶ)・しめす・しめすへん・ねへん
  5. 【句】口部(こうぶ)・くち・くちへん

 ・・・・つづく。