今日の文字は『点』です。書体は行書です。今日読んで見ようと思う、『徒然草 第百六十三段』を読んで見て、感じた文字です。
原文
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点
正月気分がまだ残っている人、すでに昨日から働いている人、また、正月が稼ぎ時の人もいると思います。
いずれにしても、今年は「平成」最後の年となりました。「昭和」「平成」そして、どんな名称になるか分かりませんが、三つの年号を跨いで生きている事になります。
さて、「徒然草」は244段からなる随筆と言う事ですから、およそ3分の1を残す事になります。それでもまだ2か月以上かかりそうですが、一度やりかけた事ですから、諦めずに最後まで読み続けたいと、決意を新たにしています。
国際的なニュースも気になる所ですが、今日は大人しく「徒然草」にかかる事にします。
さぁ、今日も一日元気で過ごしましょう。
徒然草 第百六十三段 〔原文〕
太衝の太の字、點打つ打たずといふこと、陰陽のともがら、相論のことありけり。盛親入道 申し侍りしは、「吉平が自筆の占文の裏に書かれたる御記、近衞關白殿にあり。點うちたるを書きたり」と申しき。