今日の一文字は『辛』です。今日読んで見ようと思う、『徒然草 第十三段』を読んで見て、感じた文字です。楷書の文字は、「立」の下に「十」ですが、これは、行書体を書いています。行書にも色々な書き方があり、この文字が面白いので書きました。
原文
現代文を見る
友
レベル
昨夜は盆踊りで、マンションの周りは大賑わいでした。今年は2日とも天候が良さそうです。良かったですね。
専門の歌手が4人ほど来ていたそうです。声だけ聞こえてきましたが、とても良い声でした。
私は河内音頭の歌手を若い頃知っていました。一緒に旅行に行ったとき、歌謡曲を聞かせてもらったのですが、とても上手く良い声で聞きほれたものです。
私が習っていた民謡の及川 清三先生の歌謡曲を聞いた時も、聞きほれた覚えがあります。やはり、専門家は上手ですね。
私の空手道も書道も、道ですから、他人の評価を期待するものではありませんが、意図しない時に、そんな評価をもらうとうれしいかも知れません。
今日も朝、少し体操が終わってから、空手の型をやって見ましたが、思うようには行きません。体を動かした後は、お風呂に入って、お習字をするのですが、今日は「半切」を書きました。自分では納得の行く物が出来たと思っています。
「星河不動天如水風露無聲月満楼」を書き始めて1ヵ月半ほどになりましたが、ようやく仕上げる事が出来ました。
これも、しばらく経ってみると、悪い所が目に付くのでしょうね。
さて、今日も徒然草を読んで見ることにします。
徒然草 第十三段 〔原文〕
おなじ心ならん人としめやかに物語して、をかしき事も、世のはかなき事も、うらなく言ひ慰まんこそうれしかるべきに、さる人あるまじければ、つゆ違はざらんと向ひゐたらんは、ひとりある心地やせん。
たがひに言はんほどの事をば、「げに」と聞くかひあるものから、いささか違う所もあらん人こそ、「我はさやは思ふ」など争ひ憎み、「さるから、さぞ」ともうち語らはば、つれづれ慰まめと思へど、げには、少しかこつかたも、我と等しからざらん人は、大方のよしなしごと言はんほどこそあらめ、まめやかの心の友には、はるかに隔たる所のありぬべきぞ、わびしきや。