今日も松濤二十訓の中から「技術より心術」と言う言葉を書いて見ました。
武道を少しやると『心・技・体』と言う言葉を耳にしたり、見た事があると思います。
最近は頓に『体』が重要と思う様になりましたが、これは、歳のせいでしょう。しかし、それまでは、やはり技術を優先して来たと思います。
しかし、実戦を想定した場合には、『心』が勝敗に大きくかかわる事になります。
ですから、空手の段持ちより、喧嘩慣れしている人の方が強いと言われる訳です。
まず、何よりひるまない事が大切な要素ですね。それから、何かにつけ、捉われて、心が止まらない事、流れるように時と共に心も流れて行かないと、相手の攻撃や受けに対処する事が出来ないと思います。
何度も言っていますが、その為には「無心」が大切なんですが、例え「無心」になれなくても、「無心の前の一心」を信じる事が大切です。
そして、『覚悟』です。覚悟も心術と言えば心術に違いありません。それほど、『心』は大切なものです。
しかし、私は「技術より心術」と言うより、『心・技・体』のバランスが大切だと思っています。
もちろん、ここで言われている「技術より心術」は、ともすれば心術が疎かになる事を戒めている言葉だと思います。