今年2月から通信教育で、お習字始めています。
今まで、我流で筆を持つ機会が多かったのですが、正式に習った事はありませんでした。
にもかかわらず、全国大会ゃ各種大会の賞状や、筆を使う仕事は、なぜだか、任されてきました。
近年は80の手習いと、年齢がぐんと上がっているそうなので、今からでも、遅くないか、と思って、日々、空手道と、書道に勤しんでいます。
書道といっても、私が始めた理由は、あくまでも美しい字が書けたらいいな、という思いと、正式に習ってみて本職からの評価が得たかったからです。
空手道でもそうですが、色々な考え方がその時代を牽引していくようで、書道界でも、相当の重鎮が、「今日では、書道は芸術性の面が強調されているので、伝統的な立場から見た書道とは、いくらか考え方を変えなければならない。」云々、と語られている文章をみると、納得させられます。
何時だったか忘れましたが、確か、テレビの番組だったと思います。「美しくなったから使いやすくなったのではない。使いやすくなったから美しくなった」と、現代の名匠と言われる刀剣界最高の政宗賞に輝いた、刀匠、河内國平氏が言われています。また、鎌倉時代の刀には映りがあるが、近代の刀には映りがないとも言われています。
刀の事は、さっぱり解りませんが、その言葉には素直に頷けるところです。
空手道も、美しさを求めるより、武道、武術の探求が美しさを作って行きたいものです。