実用書写「市・区版」Part-11 2020年7月12日 / zuishin / コメントする 都道府県にある市=792、特別区=23、政令区=175 、合計=990を順を追って書いてます。 今日は北海道の苫小牧市と稚内市です。都道府県と同様、楷書と行書で書きました。 一口メモ 「書道技法講座〈楷書〉九成宮醴泉銘」(余雪曼著)が、「結体三十六法」と「結構八十四法」を基に九成宮碑文の特殊な結構を参酌して四十四に書き表したものを紹介します。 今回は、その13回目です。 【ここで書いてある文字は、九成宮醴泉銘を私が臨書したものです。赤い線は。『書道技法講座〈楷書〉九成宮醴泉銘』を参考に入れています。】 (27) 意連法 名称の通り、「意」が連続していることを表しています。「意」とは、書く意識であり、一旦起筆をすれば、最後の収筆まで、紙から筆は離れても、流れが途切れないように最後まで書ききる事を表しています。 (28) とうちゆう法【文字は環境依存のため下に画像として示します】 説明には、『独体の字には必ず中心となる一画がある。それを特に強く書き、全体を支配するようにする。』とあります。 「申」では、縦画であり、「可」では五画目の縦画に相当します。赤丸で示した部分です。 ☆この一口メモは、2018年7月14日 にこのブログに載せたものを再掲載しました。 ニュース コロナ禍にみる「新自由主義」の限界。重要なのは「経済を回せ」ではなく「生活」 ハーバー・ビジネス・オンライン 2020/07/11 08:33 —–前略—– 医療を見ても、新自由主義的「改革」によるスリム化が引き起こしたこととして、たとえば医療体制の脆弱化などが指摘されている。日本医療労働組合連合会(医労連)の森田進書記長がロイター通信に語ったところによると、1998年に9060床あった感染病床は現在では1869床まで減少しているというのである。 —–中略—– 本稿の目的はアフターコロナ以降、社会主義的なものが以前より確実に注目を浴びている、ということを改めて確認することである。特に欧米の議論に焦点を当てて、それを見てみたい。 —–中略—– そして、マリア・ミースやクラウディア・フォン・ヴェールホフといったエコフェミニストの議論としてある「サブシステンス」=資本主義のための生産ではなく、人びとの生命や生活の維持のための生産、オーストリア生まれの思想家イヴァン・イリイチによれば「人間生活の自立と自存」というものだが、これが両者をつなぐ考え方として注目されても良いのではないだろうか。 —–中略—– スペインや日本でベーシックインカムの萌芽 そして、完全な形ではないが「ベーシックインカム」が導入されてきていることも指摘しておきたい。 —–中略—– 日本でも、一度きりながら国内の全居住者に10万円が給付された経験も、皆の生存を保証するベーシックインカム的、ひいては社会主義的な経験だったと少しは考えていいのではなかろうか。 —–中略—– コロナ禍の中でもたとえば堀江貴文氏のように、「ロックダウンよりも経済を回せ」といった趣旨のことを語る人物も一定存在していたが、グレーバーの議論を借りれば、実のところ重要なのは経済ではなく「生活」なのではなかろうか。 実際の所、どのような主義が良いのか判らない。と言うのが現状ではないでしょうか。少し前までは、自由主義や社会主義、共産主義、資本主義などの言葉で説明のついた国の主義主張であったものが、色々時代を経て、変わって来たのだと思います。 最近はこの記事にもあるように、「新自由主義」と言う言葉で言われるような、いわゆる個人主義的で自由放任主義的な意味から、社会的公正を重視するような形に変化して来たと思います。 しかし、もう一歩進んで、この記事に言われるような、『生活』を起点にもう一度、制度や考えを組み直す時期に来ているのではないかと思います。 ここでは、社会主義的と言う言葉が使われていますが、既存の主義ではなく、新しい主義主張が生まれても良い時期かも知れません。 確かに、経済社会を起点とした場合、経済が発展して初めて社会生活が維持できると、考えが帰着すると思いますが、少し視点を『生きる』と言う事に置けば、経済が必ずしも重要な点にはならないかも知れないと思います。 楷書 行書 楷書 行書