実用書写「市・区版」Part-9

 都道府県にある市=792、特別区=23、政令区=175 、合計=990を順を追って書いてます。

 今日は北海道の夕張市と岩見沢市です。都道府県と同様、楷書と行書で書きました。

 一口メモ 

 「書道技法講座〈楷書〉九成宮醴泉銘」(余雪曼著)が、「結体三十六法」と「結構八十四法」を基に九成宮碑文の特殊な結構を参酌して四十四に書き表したものを紹介します。
 今回は、その11回目です。
 【ここで書いてある文字は、九成宮醴泉銘を私が臨書したものです。赤い線は。『書道技法講座〈楷書〉九成宮醴泉銘』を参考に入れています。】
  
(23) 排じょう法〔じょう:環境依存文字、又が上に三つの下に宜〕
 「書」と「麗」の文字を同じ類であると説明があります。理由は「書」は横画が同じ間隔で並んでいる事、そして、「麗」は、横に同じ間隔で並んでいると書いてあります。赤の丸印によって示されています。

 ここで重要な事は、黒白のの配置が調和していると書かれてある事で、墨の黒と空白の白の部分の見方が示されていると思います。

(24) 穿挿法
 この文字を書く時には、中心を外さない事がポイントになると思います。
 説明は、『縦横が入り組み筆画が交叉している字は、配置をすっきりさせ疏密がうまく適合し、きびきびとして間の抜けたところのないように。』と書かれています。

 私は、空白を左右上下均等に取れば、良いと思っています。

 

 ☆この一口メモは、

 ニュース 

薬学を学んだ医師が指摘、内科入院患者の1割が「薬の副作用」という事実
DIAMONDO online 木原洋美 2020/07/09 06:00

 日本においては、薬はいつでもどこでも適切に使用されているはず…と思っている方は多いかもしれないが、実はそうでもないことを、国立病院機構栃木医療センター内科の駒ヶ嶺順平医師が明らかにした。なんと「内科入院の約10%は薬物有害事象が原因で、そのうち3分の2は回避可能であること」が分かった。その詳細な内容を駒ヶ嶺医師に聞いた。(医療ジャーナリスト 木原洋美)
—-後略—-

 確か前にもこのブログで掲載した事があったと思うのですが、近くのクリニックで、妻が処方された高血圧の薬を調べた所、かなりの割合で、副作用があると知りました。

 その副作用も筋無力症のようなものでしたので、その処方した先生に尋ねた所、「薬には副作用があるのは当たり前、自己責任で飲んでください」と言う返事でした。

 その時は、専門家なら自分の処方した薬に対しては、責任を持って説明すべきで、できれば副作用に対しても責任を持つべきだと思っていました。

 それからそのクリニックには、近くで便利なんですが行かないようにしています。

 しかし、この記事、「内科入院の約10%は薬物有害事象が原因で、そのうち3分の2は回避可能であること」を見て愕然としました。

 私も学生の頃に少し薬に関係する研究所でアルバイトをしていましたので、薬は劇薬と言うものがあり、処方を間違えると大変な事になる事、あるいは副作用がある事は知っています。だからこそ専門家と言われる医者や薬剤師がいるのではないのですか。

 「回避不能」の副作用のある物は、薬とは言えないのではないかと思います。副作用がでても、飲むのを止めると副作用が無くなるとか、副作用を止める薬があるとか、何らかの方法を、専門家は持つべきではないのでしょうか。素人に自己責任を押し付けられても困りますが。

 

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