実用書写「都道府県版」Part-19 2020年6月27日 / zuishin / コメントする 都道府県のうち、県を書いています。今日は香川県と愛媛県を楷書と行書で書きました。 一口メモ 字形について東京書道教育会では、字形を整えて書くポイントとして、『(1)線の長短を書き分ける。(2)点画の方向を適正にする。(3)点画の接し方、交わり方を適正にする。(4)文字の組み立て方を調和させる。(5)文字の中心や、画と画との間のとり方を適正にし、全体のバランスをとる。』以上の五つを最低条件にしています。 ただし、(3)の点画の接し方や交わり方は、手本により違いますので、この文章では、東京書道教育会においての原則に従う事になります。 一方、日本習字普及協会発行の『はじめての書道 楷書』(関根薫園著)では、 『漢字は、点画の組み合わせでできていますが、もともと毛筆などで書いたのが発端ですから、印刷物の書体のように、きちんと方形に規格化された形にはなっていません。漢字本来の形は、縦長、横長、三角形、台形、菱形、六角形といったように、それぞれが個性的で不揃いなものなのです。・・・・』【印刷ミス(欠落文字)の部分がありましたので、訂正して記述しています。】 これは、どちらが正しいというものではなく、両方とも必要な要素であると思っています。 前にも書きましたが、点画に気を取られると全体が俯瞰できなくなりますので、俯瞰しても書けるように細部に対しては、身に付けて自然に体が動くようにする必要があると、思います。 これは、『書』でも『空手』でも、習い事一般に共通すると思っています。 ☆この一口メモは、2018年6月8日 にこのブログに載せたものを再掲載しました。 ニュース 100億円寄付を即決、ユニクロ柳井氏の「危機感」 本庶氏と山中氏の医療研究に強力なサポート 東洋経済ONLINE 真城 愛弓 2020/06/26 08:00 —– 「ビジネスも研究も最終的目標は、世の中のため、人のため、そして常識を越える(ものを生み出す)ため。本当は国からもっと、本質的な課題や問題の研究に対して自由に使えるお金が出ないといけない」とも指摘した柳井会長。京大への100億円の寄付はその金額以上に、柳井会長の強いメッセージが込められている。〔一部抜粋〕 このニュースは6/24にテレビのニュースで取り上げられているのを聞きました。 確かに寄付金はありがたいと思います。しかし、柳井会長の資産からすると僅かかも知れません。まあ、僅かでも寄付する気持ちはありがたいのですが。 資本主義社会では弱肉強食ですから、仕事で得た財産は個人の物ですから、確かに善意の寄付金と思います。何もこの行為に異論を挿むつもりはありませんし、文句を言っているのでもありません。 もちろん卓越した経営手腕によって、得たものだと思います。しかし、鶏が先か、卵が先かの話になってしまいますが、消費者があっての会社運営です。 資本主義社会では、善意であっても、ミレーの落穂拾いに見られるような、施しがあっても良いと思います。確かに最も貧しい農民が行うつらい労働と言う一面もあると思いますが、旧約聖書(申命記)にあるような意味も含まれていたのかも知れません。 もちろん、こういう寄付金に対しては、ありがたいと感謝する事は、言うまでもありませんが、あまりの格差に愕然とした思いがするのは、私の僻みなのでしょうか。私には人を羨むとか、まして僻む事は無いと思いますが、なんだか釈然としない気持ちになりました。 楷書 行書 楷書 行書