立憲・枝野代表、コロナ与野党政治休戦「そういう状況」
朝日新聞社 2021/08/15 23:06

■枝野幸男・立憲民主党代表（発言録）

　（感染拡大が深刻化する新型コロナウイルスの対策に集中するために）東京の何人かの首長さんが、「もう与野党、政治休戦をして何とかしろ」という提言を先週出されています。私もそういう状況じゃないかと思っています。

　くしくも今日は8月15日だが、76年前の日本に近い状態で、それぐらい国民の命が危機にさらされていて、従来の政治が機能していない状況だ。

　前例とかにとらわれずに、本当に危機管理として、今、命をどうやって救うかということは、まず国がやらなきゃいけない。

　我々、もっともっと危機感を持って政府に迫っていきたいし、我々もある意味では、ここは与野党を超えて、やらなければならないと思っている。（党のオンラインイベントで）

　なるほどね。と言うか、やっぱり私とは視点が違ったのですね。

　私は同じ日本の政党ですから、是々非々で発言するのが当たり前だと思っていましたが、休戦ですか。

　何を根拠に臨戦態勢をしいていたのでしょう。相手を、ここでは与党と言われる民主党ですが、国民の支持を得て与党になっている党に対して、相手を倒す事を目的にしていると、いつまで経っても野党じゃないですか。

　与党の悪い所を指摘して、より国民の将来を展望すると、いつしか政権は交代しているかも知れません。政権を担えるかは別問題ですが。

　何か勘違いしている気がします。

　それと、今更休戦と言う事は、この期に及んで、この緊急事態に政党が角突き合わせていてどうしようと言うのでしょう。

　まず、国民の為にこの危機をどう乗り越えればよいか、手を取り合っていい知恵を出してください。三人寄れば文殊の知恵と云うではないですか。