実用書写「市・区版」Part-430

 都道府県にある市=792、特別区=23、政令区=175 、合計=990を順を追って書いてます。

 今日は福岡県の大牟田市と久留米市です。都道府県と同様、楷書と行書で書きました。

 ニュース 

安倍さんと麻生さんは河野さんでなく岸田さんを首相にしたいようだがこの二人が競ったら党分裂の危険な匂いがする
FNNプライムオンライン 2021/09/08 11:53

オリパラは成功し菅は退陣した

東京パラリンピックが閉幕した。閉会式で「私たちは特別ではない」というメッセージを見てホントにそうだなと思った。日本人にとってパラリンピックが身近なものになった大会だったのではないか。オリンピック以上に開催できて良かった、と思った人は多いだろう。

その2日前、菅首相が退陣を表明した。翌日の朝日と読売を読んでへーっと思った。両紙の政治部長の解説の見出しがほぼ同じだったのだ。朝日「説明を尽くさぬ姿勢 限界に」読売「説明尽くす姿勢見えず」。普通、朝日と読売は正反対の見出しだったりするのだが、電話してすり合わせでもしたのだろうか。

どうやら新聞記者は菅さんの退陣は国民への説明が足りなかったのが理由だと思っているらしい。確かに菅さんは口下手だった。もともと無口な人である。よくしゃべる人からするとぶっきらぼうに見えることもある。

時代遅れの首相が辞めた

ただ菅さんは東京オリパラを力づくで開催した。それからコロナワクチンを1日に百万人接種というのも力技だった。よくやるなあと思った。いずれも安倍前首相ではできなかったのではないか。安倍さんはもちろん体調を崩したのが辞任の理由だが五輪開催とコロナ対策をやる気力が残っていなかったということもあったと思う。菅さんはこの二つの大仕事と引き換えに退陣したのかもしれない。

菅さんはこの二つを黙々とこなした。ただ昔は「不言実行」が美徳だったが、今は「説明責任」の時代だ。そういう意味で菅さんは時代遅れだった。菅さんが辞めて残念に思っている僕もそうだ。ただペラペラと調子よく「説明を尽くす」が、実行が伴わない政治家は好きになれないのだ。

さて自民党総裁選である。まず先週の調査では二階批判と菅氏への対抗馬ということで支持率が上がった岸田前政調会長だが、首相退陣表明後の今週の読売調査でも①河野30%②石破21%③岸田12%(自民支持層)と悪くない位置につけている。

本命岸田、対抗河野、大穴高市

河野規制改革相は派閥の領袖の麻生財務相が「オメー、本当に出るのかよ」的な態度だし、高市前総務相は安倍氏の支援が細田派全体に広がってはいない。石破前幹事長は出ないみたいだし、岸田氏の芽は十分にある。むしろ本命かもしれない。

河野氏は確かに麻生派内ではまとまっていないが、党員や若手議員が「選挙の顔」と考えれば小泉純一郎元首相のようにブレイクする可能性がある。一応対抗馬だが実際は本命か。

高市氏は女性であることと、唯一の保守派という強い武器がある。岸田、河野両氏に決め手がないので、とにかく1回目の投票で2位以内に入って2回目に進めばチャンスは残っている。

最大の見どころは安倍、麻生両氏の態度である。彼らは現時点ではあいまいな態度だが、本音では「今回は岸田氏でいいんじゃないか」と思っているに違いない。麻生氏が「河野はまだ早い」と考えているからだ。そして安倍、麻生は最後は連携する。

ただ、もし一回目の投票で岸田、河野が接戦となり二回目に進んだ場合、安倍、麻生は河野を捨てて岸田に入れるのか、難しいところだ。安倍、麻生と岸田が組み、河野、菅、石破、進次郎が組む、という対決構図は、力が妙に拮抗しており、自民党の分裂を予感させる、非常に危険な匂いがするのだ。

【執筆:フジテレビ 解説委員 平井文夫】

 マスメディアとしては、このような記事を書くのは、ニュースを書く仕事ですから、当然だとは思います。

 しかし、自民党が分裂しようが、政権交代を余儀なくされても、それは自民党を構成している人達の問題ではないかと思っています。

 現在の組織でも過去にそれなりの力を持った人達が、裏で動いている様子を垣間見ると、まるで「魑魅魍魎ちみもうりょううごめく政治の世界」を彷彿とさせるような気がします。

 いつまでも、このような状況が続けば、当然の事のように政治が腐敗し、若者の政治離れに拍車をかけると思います。

 競馬の予想のようにマスメディアがこぞって、コーチ屋に変身しているのもどうかと思います。

 これが国民を巻き込んだ、と言うより、国民主体の選挙、衆院選なら話は別ですが、そもそも自民党内の問題ですから、対岸の火事のように、しっかり見定めて、衆院選を迎えたらどうでしょう。

 そうすれば、かえって、正当な評価を国民の側が出来るのかな、と思います。

 この記事の中で気になったのは「時代遅れの首相が辞めた」と言うタイトルの中にあります。

 確かに現在は、アカウンタビリティと呼ばれている、説明責任が主体となる傾向にありますが、それは、事と次第によるのだと思っています。

 色々な仕方があるとは思いますが、「有言実行」にしても「不言実行」にしても「実行」に意味があるのではないでしょうか。

 いくら美辞麗句を並べても、実行できなければ何もなりません。また、説明責任と言って、上手く聞く人を煙に巻いて、その場を繕っても、結局は事実が露呈するのではないかと思っています。

 もちろん中には、その事実を隠したまま任期を終えたり、一生を全うする人もいるかも知れませんが、それでその人は満足できるのでしょうか。

 

楷書   行書
楷書   行書

 常用漢字2136文字の中から、部首の多い順で文字を書いています。
 部首と言っても、「偏(へん)、旁(つくり)、冠(かんむり)、脚(あし)、構(かまえ)、垂(たれ)、繞(にょう)」の七種に分けられていますが、ここでは、書き残した部首の「木部」「もくぶ」と「心部」「しんぶ」を書きました。
 やはり、ここでも、楷書・行書・草書を書いています。

楷書 行書 草書
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