小学校二年生で習う、160字の内の5つの漢字を書いています。漢字は2020年度施行の学習指導要領に対応しています。
表示は左端が対象漢字、続いてカタカナは音読み、平仮名は訓読み、画数、部首の順です。そして、ことわざ・故事・文章などから一つを選んでその漢字の使われ方を示す事にしました。
76.[秋 ][シュウ][あき][9画][かぶ]
『天高く馬肥ゆる秋 』
77.[週 ][シュウ][11画][ちゃくぶ]
『週 休二日制』
78.[春 ][シュン][はる][9画][にちぶ]
『春 夏秋冬』
79.[書 ][ショ][か-く][10画][えつぶ]
『能書 筆を択ばず 』
80.[少 ][ショウ][すく-ない][すこ-し][4画][しょうぶ]
『少 年老い易く学成り難し 』
教わる事-12
教わる覚悟(心)
意思の疎通(教える側の伝達力・教わる側の習熟度と理解力)
必要な身体能力(柔軟性・筋力・持久力)
タイミング(間)
間合い(距離)
気づき工夫(考える)
修練(繰り返し・身に付ける)
守破離と言う事
今日は、間合い(距離)について検証してみましょう。
単純に「間合い」と云うのは、相手との距離です。しかし、「間合い」には、有効な間合いと、無効な間合いとがあります。
有効な間合いと言うのは、自分が攻撃して相手に届く距離です。 無効な間合いと言うのは、相手に攻撃が届かない距離です。
しかし、相手にとって無効かと言うと、相手にとっては有効な間合いかも知れません。
ですから、知っておかなくてはならないのは、距離と言っても相手によって距離が変わりますし、自分の調子によっても距離が変わります。
また攻撃の仕方によっても変わるのが、この間合いと言う距離です。
身に付ける事が出来る間合いと言うのは、色々な間合いの中で、自分の攻撃の種類によって、その距離を感覚として覚える事です。
これは、動きを付けた中で巻き藁を突く事や、基本組手で感覚として見に付ける必要があります。メジャーでその距離を測る事は出来ないのですから。
相手の攻撃の有効な間合いは、相手が攻撃をしないと正確には判りません。しかし、足の長さ、腕の長さ、背の高さなどから、推測する事は出来ます。そして、素早さもその要素になります。
いくら相手の攻撃が届く距離であっても、自分がその攻撃を感じて躱せる距離であれば相手の有効な間合いとは言えません。
相手の間合いを知るためには、相手も無効、こちらも無効の間合いから、一瞬こちらの有効な間合いに入ります。その時の相手の動きを感じて、相手の有効な間合いを知る事が出来ます。
今書いた間合いは、相手との距離が初めからある場合に限ります。競技などの場合が想定できます。
しかし、護身術としての間合いは、常にこちらの有効な間合いを作らなければなりません。
この場合は、間合いと言うより、自分が攻撃でき、相手は攻撃しにくい場所に身を置く必要があります。
常に戦いが始まった時には、自分には有利な場所、相手にとっては不利な場所を感知する事が重要ですから、これは常に考えて置く必要があると思います。そして、自然にその位置に身を置く習慣をつけて置く事が重要です。
・・・・つづく。