今日の一文字は『実』です。今日読んで見ようと思う、『徒然草 第三十二段』を読んで見て、感じた文字です。
原文
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しのび逢い
立ち振る舞い
台風20号、進路は高知から岡山か広島に抜けるようです。進路に当たる所は、くれぐれも用心してください。被害が大きくならないよう祈っています。
すこし右にずれると、大阪直撃かも知れません。今日の夕方から明日の朝方に上陸するかも知れません。
それにしても、次から次へと、今年はやはり多いように感じます。昨夜から今朝にかけて、蒸し暑く寝苦しいかったですが、ようやく朝になってから涼しい風に変わりました。風は時々強く吹いていますが、やはり台風の影響でしょう。
さぁ、今日も一日元気で過ごしましょう。
徒然草 第三十二段 〔原文〕
九月二十日の頃、ある人に誘はれ奉りて、明くるまで月見歩く事侍りしに、思し出づる所ありて、案内せさせて入り給ひぬ。荒れたる庭の露しげきに、わざとならぬ匂ひしめやかにうち薫りて、忍びたるけはひ、いと物あはれなり。
よきほどにて出で給ひぬれど、猶ことざまの優に覺えて、物のかくれよりしばし見居たるに、妻戸を今少しおしあけて、月見るけしきなり。やがてかけ籠らましかば、口惜しからまし。あとまで見る人ありとは如何でか知らん。かやうの事は、たゞ朝夕の心づかひによるべし。その人、程なく亡せにけりと聞き侍りし。