学校で習う漢字三体字典【小学二年生編】Part-24

 小学校二年生で習う、160字の内の5つの漢字を書いています。漢字は2020年度施行の学習指導要領に対応しています。

 表示は左端が対象漢字、続いてカタカナは音読み、平仮名は訓読み、画数、部首の順です。そして、ことわざ・故事・文章などから一つを選んでその漢字の使われ方を示す事にしました。

36.[][ケイ][はか-る][はか-らう][9画][げんぶ]
『一年のは元旦にあり』

楷書 行書 草書

37.[][ゲン][ガン][もと][4画][じんぶ]
の木阿弥』

楷書 行書 草書

38.[][ゲン][ゴン][い-う][こと][7画][げんぶ]
『物はいよう』

楷書 行書 草書

39.[][ゲン][はら][10画][かんぶ]
『小田評定

楷書 行書 草書

40.[戸][コ][と][4画][こぶ]
『江戸は八百八町大阪は八百八橋

楷書 行書 草書
教わる事-4

 前回、次の項目を学ぶ方法として掲げました。

  1. 教わる覚悟(心)
  2. 意思の疎通(教える側の伝達力・教わる側の習熟度と理解力)
  3. 必要な身体能力(柔軟性・筋力・持久力)
  4. タイミング(間)
  5. 間合い(距離)
  6. 気づき工夫(考える)
  7. 修練(繰り返し・身に付ける)
  8. 守破離と言う事

  今日は、3.必要な身体能力(柔軟性・筋力・持久力)を解析してみました。

  ここでは、空手道に限っての身体能力について、考えて見ましょう。

 まず、あまり重要視して稽古する事がないのが、柔軟性だと思います。これは、私の場合に限って言えるのですが、中学生の時に、縁があって器械体操のクラブを作る事になったのです。

 器械体操では、整理運動で柔軟体操が主流でした。また、一つの技を習得するのに、どうしても柔軟性が要求されます。したがって、柔軟は必須の条件だと言えます。ですから、整理運動だけではなく、家に帰っても寸暇を惜しんで柔軟性を高める運動を生活に取り入れていました。

 空手道の場合は、一応柔軟体操はしますが、器械体操程の関節の可動範囲を伸ばす努力はしません。出来れば、その時間、本来の空手の稽古をしたいというのが実情だと思います。

 しかし、最近老化なのか、柔軟性が極端に無くなって来ました。気付くのが遅すぎますが、後進のために、如何に柔軟性が必要か、そして、柔軟性を得るためにどのような事をすれば良いのかを書いて行きます。

 また、柔軟性の必要性は、言うまでもなく空手道に限らず体を動かす場合には、身を持って経験する事と思いますので、ここでわざわざ取り上げる事もないと思います。

 しかし、例えば足首が固い場合、後屈立ちや騎馬立ちなどは、かなり足首に負荷がかかりますし、場合によっては腰を落とせない原因にもなります。  特に、横蹴りや回し蹴りの場合には股関節の柔軟性が無い場合は、上半身を倒すため挙動に無駄な動作が含まれます。出来れば蹴る場合には、上半身はそのままの状態で初動をしたいものです。

 では、柔軟運動の仕方を、私の場合にどうしているのかを書きたいと思います。

 私を知る人は、もとから柔軟な身体を持っていると誤解していると思いますが、先ほども言いましたが、それは器械体操をするために、無理矢理得た柔軟性でした。

 そして、この無理矢理と云うのは、あくまでも自然治癒力が活発に働いてくれる若い時でないと、回復しなで体を壊してしまう場合もあります。  

 空手道の基本や型を毎日のようにやっていると、その動作に必要な柔軟性を失う事は無いのですが、組手などをしていると、思わぬ動きをする場合もあります。その時に柔軟性があるのと無いのとでは、まったく違います。

 では、まず横蹴りが出来るようになりましょう。股関節の柔軟性が必要なのですが、横蹴りの場合は、股関節の他、膝や足首の柔軟性が必要になります。

 色々な方法がありますが、現在私が毎日実行している方法を紹介します。
 

  1. 足を上げる場所を決めます。椅子でも机でも結構です。初めは上げた足が床と平行位が良いと思います。ただし上半身が直立にならない場合は、低くてもよいでしょう。

  2. その場所に対して正対します。足は結び立ち。指先が45度程度に開きます。通常の「気をつけ」の姿勢です。

  3. 帯の高さ(腰の高さか、自分が足を揚げる事ができる9割程度の高さ)に右足を上げ、指先を真上に上げ足首を出来るだけ曲げます。この時左支え足の指先は正面に対して45度にしておきます。

  4. 体は正面もしくは、左向き45度以内にしておきます。

  5. 上げた右足は、初め踵を下向きにします。次に、下半身、上半身はそのままの状態を維持しながら、右足の指先を左に倒します。初めは45度程度から始めると良いでしょう。足首は曲げた状態を維持しましょう。

  6. 30回程度、指先が真上から左45度になるのを繰り返します。

  7. いったん元の姿勢に戻ります。

  8. 3.~7.の動作を足を変えて繰り返します。

 上記を一週間ほど毎日繰り返し、上げた足を45度から足刀(小指から踵の側面)を床と平行になるようにしていきます。この段階では床と平行にならなくても、なるように心がけるだけで良いと思います。

●注意するのは、出来るだけ支え足は、正面に対して45度の角度を保つように心がけることです。

 ・・・・つづく。