学校で習う漢字三体字典【小学三年生編】Part69

 小学校三年生で習う、200字の内の5つの漢字を書いています。漢字は2020年度施行の学習指導要領に対応しています。

 表示は左端が対象漢字、続いてカタカナは音読み、平仮名は訓読み、画数、部首の順です。そして、ことわざ・故事・文章などから一つを選んでその漢字の使われ方を示す事にしました。

101.[真][シン][ま][画数:10画][部首:目]

暮偽ちょうしんぼぎ

 信念や主義をすぐに変えてしまう人を揶揄した言葉です。中国の白居易と云う詩人が言ったとされています。
 よく似た言葉に、朝令暮改がありますが、これも、揶揄する言葉として使われますが、私は、機を見るに敏と思いっています。世の中の移り変わりについて行くためには、一旦下した決断を、変更する勇気も必要になる時があるものです。

楷書 行書 草書

102.[][シン][ふか-い][ふか-まる][ふか-める][画数:11画][部首:氵]

謀遠慮しんぼうえんりょ

 1980年代に、短小軽薄と言う言葉が流行りました。しかし、物事を考える時には、この深謀遠慮のように先の事まで考える必要があります。

楷書 行書 草書

103.[][シン][すす-む][すす-める][画数:11画][部首:辶]

『日月歩』

 世の中の移り変わりは、実に早く、光陰矢の如しの例え通りだと、感じます。
 特に最近のコンピュータや通信、そして人工知能の発達は眼を見張ります。

楷書 行書 草書

104.[][セイ][セ][よ][画数:5画][部首:一]

『永中立国

 すぐに頭に浮かぶのは、スイスです。中立国であるからと言って、他国からの攻撃を受けないとは限りません。ですから、スイスは軍備にも力を入れています。
 この事を日本国民はもう少し考える必要がありそうです。

楷書 行書 草書

105.[][セイ][ととの-える][ととの-う][画数:16画][部首:攵]

頓』

 なかなか、思うように出来ません。何か機会があるたびに、右往左往するのが現状です。
 それでも、テレビで観るような、ゴミ屋敷化は、したくないと思っています。

楷書 行書 草書
覚 書

 現在小学生編として、2020年度施行の学習指導要領に対応した漢字を、楷書・行書・草書と三体の文字を毛筆で書いていますが、初めに部首と書いていますが、通常呼ばれている読み方ではないと思われたと思います。

 そこで、一般ではどんな読み方をされているのか一覧にしてみました。

 今回は、小学三年生の文字の101.~105.の部首を取り上げていますが、日本では部首の正式な名称は決まってないようです。辞書によって統一されていないのが現状です。

部首 部首名称 (読み方) 部首通称

  1. 【真】目部(もくぶ)・め・めへん・よこめ
  2. 【深】水部(すいぶ)・みず・さんずい・したみず
  3. 【進】辵部(ちゃくぶ)・しんにょう・しんにゅう
  4. 【世】一部(いちぶ)・イチ
  5. 【整】攴部(ぼくぶ)・ぼくづくり・ぼくにょう・のぶん・しぶん・とまた

 ・・・・つづく。