学校で習う漢字三体字典【小学三年生編】Part66

 小学校三年生で習う、200字の内の5つの漢字を書いています。漢字は2020年度施行の学習指導要領に対応しています。

 表示は左端が対象漢字、続いてカタカナは音読み、平仮名は訓読み、画数、部首の順です。そして、ことわざ・故事・文章などから一つを選んでその漢字の使われ方を示す事にしました。

86.[][ジュウ][チョウ][え][おも-い][かさ-ねる][かさ-なる][画数:9画][部首:里]
緩急軽かんきゅうけいちょう
 物事に取り掛かる時に、これは急を要するものか、重要な物かを見定める必要があります。そんな時に使う言葉ですが、大事なことを見抜く経験と目が必要になります。

楷書 行書 草書

87.[宿][シュク][やど][やど-る][やど-す][画数:11画][部首:宀]
『埴生の宿
 「埴生の宿」と言う唱歌、知ってますか。日本の歌だと思っていました。イングランド民謡と言いますから、イギリスを構成する4つの国の一つですね。
 すでに日本の歌として定着していると思います。

楷書 行書 草書

88.[][ショ][ところ][画数:8画][部首:戶]
『適材適
 人間には得手不得手と言う事があると思います。自分に適した仕事や会社で働ける事は、幸運だと思います。

楷書 行書 草書

89.[][ショ][あつ-い][画数:12画][部首:日]
『酷の夏

 最近は、日本の四季も、単純に春夏秋冬の様子ではないようです。五月と言うのに、30度を超えたと天気予報で伝えられています。暑いですね。
 六月に入りましたが、そろそろ梅雨明けになりそうです。

楷書 行書 草書

90.[][ジョ][たす-ける][たす-かる][すけ][画数:7画][部首:力]
『芸は身をける』
 困窮した時に、生計の助けになると言う意味ですが、そんな時代でも無くなったような気がします。
 時代に応じた得意な技を身に付けた方が良さそうです。

楷書 行書 草書
覚 書

 現在小学生編として、2020年度施行の学習指導要領に対応した漢字を、楷書・行書・草書と三体の文字を毛筆で書いていますが、初めに部首と書いていますが、通常呼ばれている読み方ではないと思われたと思います。

 そこで、一般ではどんな読み方をされているのか一覧にしてみました。

 今回は、小学三年生の文字の86.~90.の部首を取り上げていますが、日本では部首の正式な名称は決まってないようです。辞書によって統一されていないのが現状です。

部首 部首名称 (読み方) 部首通称

  1. 【重】里部(りぶ)・さと・さとへん
  2. 【宿】宀部(べんぶ)・うかんむり
  3. 【所】戸部(こぶ)・と・とかんむり・とだれ・とびらのと
  4. 【暑】日部(にちぶ)・ひ・にち・ひへん・にちへん
  5. 【助】力部(りょくぶ)・ちから

 ・・・・つづく。