学校で習う漢字三体字典【小学二年生編】Part-22

 小学校二年生で習う、160字の内の5つの漢字を書いています。漢字は2020年度施行の学習指導要領に対応しています。

 表示は左端が対象漢字、続いてカタカナは音読み、平仮名は訓読み、画数、部首の順です。そして、ことわざ・故事・文章などから一つを選んでその漢字の使われ方を示す事にしました。

26.[][キ][かえ-る][かえ-す][10画][きんぶ]
心矢の如し』

楷書 行書 草書

27.[][キュウ][ゆみ][3画][きゅうぶ]
折れ矢尽きる』

楷書 行書 草書

28.[][ギュウ][うし][4画][ぎゅうぶ]
『鶏口となるも後となるなかれ』

楷書 行書 草書

29.[][ギョ][うお][さかな][11画][ぎょぶ]
『釣り落としたは大きい

楷書 行書 草書

30.[][キョウ][ケイ][8画][とうぶ]
『東男に

楷書 行書 草書
教わる事-2

 前回は、教わる事を大雑把に見て見ましたが、今回は少し心や態度について考えて見ました。

 まず、なぜ教わるのか、と言うと、それは知らないからですね。ですから教えてもらうのですが、教わり方にも仕方があると思うのです。

 教えてもらうのですから、自分自身から学ぼうとしなければなりません。
 
 よく、教えてもらっているのに対抗心の強い人がいます。教えてもらう人より優位に立とうとする人です。これでは、教わる事を自分から拒絶しているようなものです。

 ですから、素直にならなければなりません。このブログでも、よく親鸞聖人の言葉を引用しますが、「たとい、法然聖人にすかされまいらせて、念仏して地獄におちたりとも、さらに後悔すべからずそうろう。」要約しますと、『たとえ法然聖人に騙され、念仏を唱えて地獄に落ちても、私は後悔しない』そんな覚悟だと思っています。

 もちろん、そんな弟子の覚悟に答えようと、教える側にも覚悟が必要です。 すなわち、相互に信頼する関係がなければ、成り立たないという事です。

 これも、このブログで何度か引用した瀉瓶しゃびょうと言う態度が、教わる側に必要になります。平たく言うと、満タンになった容器を差し出して、その上に継ぎ足してもらおうと思っても、大部分はこぼれてしまいます。

 こんな気持ちになる事が第一の条件だと思っています。

 ・・・・つづく。

【参照】[出典]『大辞林 第三版』三省堂.
『瀉瓶』 [びんの水を他の瓶にうつしかえる意] 仏教の奥義を師から弟子にもれなく伝えること。写瓶相承。