小学校四年生で習う、202字の内の5つの漢字を書いています。漢字は2020年度施行の学習指導要領に対応しています。
表示は左端が対象漢字、続いてカタカナは音読み、平仮名は訓読み、画数、部首の順です。そして、ことわざ・故事・文章などから一つを選んでその漢字の使われ方を示す事にしました。
136. [沖][チュウ][おき][画数:7画][部首:氵]
『沖和之気』
今は知りませんが、科学の発達していな時代では、色々な現象を気と言う事で納得しようとしていたのでしょう。
この言葉は大きな意味では人間の存在を言うと思いますが、実際には調和されて穏やかな存在でもなさそうです。
ただ、人間も天地も同じ自然の産物であるとするなら、人間もその中に穏やかに存在したいものだと思います。
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137. [兆][チョウ][きざ-す][きざ-し][画数:6画][部首:儿]
『兆載永劫』
「人間五十年、下天の内をくらぶれば、夢幻の如くなり」と幸若舞「敦盛」の一節にあります。ドラマや映画では、織田信長が舞う姿が有名ですが、当時は人生は五十年位が平均だったのかも知れません。ただ、昔でも八十歳の人もいたのですから、そう今も変わりが無いのかも知れません。
ただ、この「兆載永劫」のように想像もつかない年月を考える事もできるのが、人間の面白い所かも知れません。
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138. [低][テイ][ひく-い][ひく-める][ひく-まる][画数:7画][部首:亻]
『水の低きに就くが如し』
この言葉は、自然の摂理で考えた時、ごく当たり前である事を指して言うと思います。
しかし、人生の中で、想像も出来ないような常識では考えられない事も起こります。
まだ、自然の驚異なら納得できるかも知れませんが、時々、人間同士でも理解できないような事もあります。
人間は自然の産物ではあるものの、人間のする事は自然ではないのかも知れません。
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139. [底][テイ][そこ][画数:8画][部首:广]
『方底円蓋』
四角い入れ物に丸い蓋をするようなもので、ちぐはぐと言う事だと理解しています。
物の場合は、直ぐに判るのですが、議論の場合には、うまくキャッチボールが出来ないような会話になります。
それでも、今まで何度か、話しが通じない人もいました。
意見の相違で、話しが平行線になるならまだしも、意味が解らないのでは、会話にならないと思っています。これだけ教育がなされている国の、国民同士の話でも起こる事ですから、言葉の違う国と心を通じるのは難しい事ですね。
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140. [的][テキ][まと][画数:8画][部首:白]
『垂涎の的』
「何としてでも手に入れたいと思うほどの貴重なもの。」【出典:大辞林第三版 三省堂.】
このような目的になるものを持っていると、励みにもなります。もしこれが手に入ると達成感もありますし、気力も湧くと思うのですが、あまり固執すると人生を間違う事もあると思います。「何としてでも」と言うのが気になりますね。
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